2つの視点から描く友情とセクシャリティの波乱

2020年9月28日 なかざわひでゆき マティアス&マキシム ★★★★★ ★★★★★

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マティアス&マキシム

 幼い頃から大親友の若者2人が、自主製作映画の撮影でキスしたことから、お互いを強く意識して揺れ動く。グザヴィエ・ドラン監督が触発された作品ということで、『君の名前で僕を呼んで』がたびたび引き合いに出されるが、本質的に似て非なる作品だと思う。同性愛など他人事の「普通の世界」で、複雑な問題を背負いながら生きるクローゼット・ゲイのマキシム。弁護士の仕事と美しいガールフレンドに恵まれ人生順風満帆、これまで自分のセクシャリティに疑問を持つ必要もなかったマティアス。そんな2人がキスをきっかけに戸惑い傷つけ合いつつ、自らの人生や友情を見つめ直していく。どちらに視点を置くかで見えるものも違ってくるだろう。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

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