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20年以上を経ても揺るぎないホドロフスキー・ワールド

2014年7月10日 相馬 学 リアリティのダンス ★★★★★ ★★★★★

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リアリティのダンス

 バイオレンスと鮮血、エロスとセックス、フリークスと狂気。23年のブランクを経てもホドロフスキーはホドロフスキー。ファンとしてはそんなエッセンスの健在が、まず嬉しい。

 自身の少年時代に正面から向かい合う作家的な姿勢も頼もしく映る。社会の変貌や両親の変容といった大人のグロテスクな世界に直面する際の恐怖や勇気。寓話のような物語は純度の高いキッズ・ムービーにして衝撃のホラーという奇跡のバランスを保つ。コレは凄い。

 “辛い年月の重さに耐えても、心の中にはまだ少年がいる”と語るホドロフスキー。84歳になってもそう言える精神と、それを反映した壮絶なイメージの連続に圧倒される。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ゴーストバスターズ アフターライフ』『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』『アイス・ロード』『マリグナント 狂暴な悪夢』他の劇場パンフレットに寄稿。布袋寅泰への取材をはじめ、最近は映画絡みで音楽アーティストに話を訊くことが多くなりました。

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