ADVERTISEMENT

ホドロフスキー初心者はコレを最初に観るべし。

2014年7月11日 ミルクマン斉藤 リアリティのダンス ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
リアリティのダンス

もはや幻同然な70数年前の家族の記憶を、現地に帰って自分の息子らと再現し、映画という幻のメディアで物語る。ファンタジーとリアリティが一体となって輪舞する、まさにタイトルどおりの作品。強権的で無神論者の父親が遍歴を繰り広げたり(本作自体が彼の魂の“治療”でもある)、母親の台詞が全部アリア調だったり(実際オペラ歌手を夢見ていたらしい)…同名の自伝が基だが、使われたのは500頁中、最初の50頁だけ。ぜひ観てから読むべし、監督にとってのリアリティとは如何なるものか、よ~く判って大笑い! その語り口は以前より柔らかで判りやすく楽しいが、過去作すべてにも繋がるイメージの奔流とその速度はやはり他に類がない。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

近況:

ミルクマン斉藤さんの最近の映画短評

もっと見る

ADVERTISEMENT