魅惑のマネー哲学 (2018):映画短評
話がどんどん大きなことに広がっていく
教養があることを自覚し、しばしばひけらかすのに、それをまるで利用できない配達の職業に従事する主人公。そんな人物設定も面白いが、彼が偶然にも犯罪現場に出くわし、大金を手にしてしまう展開には大いに引きつけられた。だが、ドゥニ・アルカン監督はもっと野心的で、話は世界経済という大きなことに広がっていく。そうやって”マネー哲学”がシャープに語られていくのだ。それらはタイムリーで的を得ているが、ロマンスの要素が水を差す。それ自体余計だし、お相手が典型的なプリティウーマン(売春婦だけれども心はピュア)で、いかにも嘘っぽいのである。この女優は魅力的だが、結果的に映画にとってプラスにならなかった。
この短評にはネタバレを含んでいます











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