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search/#サーチ2 (2023):映画短評

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2023年4月14日公開 111分

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ライター5人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.8

相馬 学

デジタル女子高生探偵の捜査は国境を越える!

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 全編がPCモニター上の映像のみで構成される、そんな前作のルールを踏まえながら、新たな物語を展開させる。

 デジタル世代の高校生を主人公に設定したことで使用ツールは増え、それを巧みに使いこなす描写により物語もアップテンポに。大陸を超えて通信する情報提供者の存在もドラマを面白くし、世界とつながる現代のテクノロジーの利点が巧く生かされた。

 デバイス慣れしていない方には少々難解かもだが、スピード感があるので一気に見れてしまう。PCを完全に使いこなせているかと言われると、まったく自信のない筆者にとって、こんなこともあんなこともできる……ということを学べた点に感謝!?

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

スピード感も情報量もマシマシ!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

今度の主人公は「THE LAST OF US」で注目のストーム・リード演じるデジタルネイティブ世代の高校生。それだけに、革新的だった前作から4年余りのあいだに登場したさまざまなSNSやアプリ、デジタル技術が登場するも、それらを次々に使いこなしていくスピード感が心地良い。随所に散りばめた伏線を回収する巧さも前作に匹敵するほどで、またも家族愛を軸となるドラマに落とし込む脚本も見事だ。前作との繋がりはまったくないのだが、観ておくことで冒頭から制作チームの意図的な遊び心も楽しめる。ただ、あまりに情報量が多く、置いてきぼりになる可能性も高いことから、全集中できる日本語吹替版もおススメしたい。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

アプリの進化もストーリー展開も、スピードアップ

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 ノートパソコンの画面上に、常に複数のSNS系アプリが立ち上げられていて、次から次へと切り替えられる。そして、聞き覚えのある着信音がひっきりなしに聞こえる。それがスクリーンの上で描かれて、今、世界がそういうものになっていることを痛感させる。

 前作と同じ、パソコンの画面上だけでストーリーが展開する設定で、かつ使用サービスは最新版。ウェブカメラ等を駆使して、海外で行方不明になった母親を、自宅にいる娘がオンラインで探していく。監督・脚本は前作『search/サーチ』の編集を手掛けたコンビ、ウィル・メリック&ニック・ジョンソン。アプリの進化も速いが、ストーリーが展開する速度もかなり速くなっている。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

全てにヒントが

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

前作は特殊な映画の設定を取りつつも、意外なほどに”フェア”なミステリーで見終わった後の満足感も高かったのですが、それは続編の今回も同じでした。
同じチームで作られたことが大きいと思いますが、前作の構造さえも前フリになっていると言っていいでしょう。親と子供の立ち位置を逆転させているのも巧い作りですね。子供(Z世代)をメインに据えたことでデジタルネイティブを主人公にすることができて、それがこの映画をパワーアップした続編たらしめていると言えます。全てシーンにヒントがあり、まばたき厳禁です。

この短評にはネタバレを含んでいます
斉藤 博昭

高校生の天才的デジタル対応で、前作よりもハイテンションに!

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

前作もそうだったが、今回も事件そのものを映画にしたら、ありきたりでツッコミどころも多い。しかしこの「PC&デジタルデバイスの画面上のみ」スタイルが、前作以上に緊迫感、臨場感を増し増しにするマジック!
前作では主人公が“父親世代”で多少、機器の扱いが覚束なかったが、今回は18歳の高校生。映画とはいえ瞬発能力とスピード感が超人的。海外の家事代行サービス探しや、パスワード解読のプロセスとかあまりに速すぎて圧倒されつつ、瞬間的に見逃しても流れがわかるのは作り手の上手さ。
そしてデバイス内でも人の温もりを強調したシーンを多用。2組の親子ドラマに心がジーンとなるオマケで鑑賞直後の満足度は高いかと。

この短評にはネタバレを含んでいます
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