クスノキの番人:映画短評
「愚かですね」が口癖の伯母がカッコイイ
主要登場人物の一人、柳澤千舟がカッコイイ。主人公の母親のかなり年上の異母姉で、高齢で白髪。パンツスーツを着用し、動きも機敏。大企業の経営陣の一員であり、かつてはクスノキの番人だった。自分の意思が明確で、自身の弱点も知っていて、過去に後悔もある。口癖は「愚かですね」。そんな人物に、天海祐希の声がよく似合う。
映像のコンセプトは一点突破志向で、主人公とクスノキのクライマックスのシーンを際立たせるために、あえてそれ以外の映像は主張を抑えた演出なのではないか。そのうえで場所によって映像のタッチが変わり、クスノキのある夜の森と、人々が日々生活している昼の街は、別世界として描かれている。
この短評にはネタバレを含んでいます


















