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レッド・ツェッペリン:ビカミング (2025):映画短評

2025年9月26日公開 122分

レッド・ツェッペリン:ビカミング
(C) 2025 PARADISE PICTURES LTD.

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4

猿渡 由紀

60年代の時代背景と共に語るスター誕生伝説

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

タイトルの通り、彼らがバンドを結成したばかりの駆け出し時代に焦点を当てる。彼らの子供時代の話と同時に、60年代のイギリスとアメリカの音楽をめぐる状況、またその頃世界で何が起きていたのかも見せていくのは非常に興味深い。それらはすべてオリジナルメンバーが振り返る形で語られ、1980年に亡くなったボーナムについては、生前の貴重なインタビュー音声が使用される。ただ、本人たち公認の作品にありがちな通り、ボーナムの死の理由も含め、触れたくないことは避け、ポジティブに終始している感じは否めない。それでも、ライブの映像は心踊り、見終わった後しばらくレッド・ツェッペリンの古いアルバムを聴き続けてしまうはず。

この短評にはネタバレを含んでいます
森 直人

IMAXに行くしかない!

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

これは凄い! ロックドキュメンタリーの最高峰の一つだろう。『レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ』(76年)以来のバンド公認かつ、証言で辿るバイオグラフィー系は初。大戦直後の生い立ちからセカンド発表時、70年1月の英ロイヤル・アルバート・ホールまで。ルックス的にも最高に格好良い初期の軌跡。若き彼らの爆音のパフォーマンスも最新形の臨場感で味わえる!

S・バッシーが歌う『007/ゴールドフィンガー』主題歌(g:ペイジ、b:ジョーンズ)などセッションミュージシャン時代の話も色々聞けたことに感激。ボーナムの生前音声(初公開)に笑顔で耳を傾ける3人の姿も泣ける。122分で終わってしまうのが寂しかった!

この短評にはネタバレを含んでいます
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