鯨が消えた入り江 (2024):映画短評
台湾の酒井麻衣監督現る!
本人役を演じた『アニタ』に続き、レスリー・チャン絡みの物語が展開するテレンス・ラウ主演作。壁ドンやらラブホ宿泊やら、あえて狙ったソフトBL描写が続くブロマンス・ロードムービーだが、いきなり『イルマーレ』的SFへと転調。これを素直に受け入れられるかどうかで評価は変わってくるが、謎多き相棒が『欲望の街/古惑仔』の主人公に憧れている設定など、香港映画愛強め。ネトフリでも配信中だが、花火も入り江もスクリーン映えするし、髪型含め、テレンスの美貌を堪能するなら『スタントマン 武替道』よりおススメ。そんな“台湾の酒井麻衣”なエンジェル・テン監督の策士っぷりに脱帽。
この短評にはネタバレを含んでいます



















