映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城 (2026):映画短評
軍拡競争の愚かさへのアイロニーは大幅に後退
43年ぶりのリメイク。ストーリーは、ほぼ原作と元の作品どおりだが、サスペンスを盛り上げる部分が減少しており、大国同士の軍拡競争の愚かさへのアイロニーも大幅に後退しているため、肝心の「海底鬼岩城」の存在感が希薄になってしまった。その分、強調されているのが「心」と「気持ち」。これが何度も繰り返しセリフで説明されるのだが、具体的にどんな「心」でどんな「気持ち」かは曖昧なまま。ただ、「心と気持ちでつながろう」と呼びかけられるだけでは、ちょっと居心地が良くない。昨今のアニメの特徴なのかもしれないが、ちょっとした感情を表現するキャラクターのオーバーな動きと演出が目立つ分、テンポが悪くなった感がある。
この短評にはネタバレを含んでいます





















