FREWAKA/フレワカ (2024):映画短評
植物と土と古謡が、何かを呼び起こす
映画タイトルは、映画の舞台であるアイルランドのゲール語で"根" を意味する"fréamhacha(フレーヴァハ)"に由来する語とのこと。"根"のように、その土地の奥深くに潜んでいる何かが近づいてくるさまを、特殊効果ではなくそ、こにある天然素材で描く。
舞台は、住民たちがアイルランド語を話す小さな村。アイルランドの風習を下敷きにした、布と植物で作られた奇妙な被り物の形と、打楽器の音、民謡のような歌の旋律が、埋もれていた太古の記憶を刺激して、真昼の太陽の下、異世界を出現させる。ヒロインの精神的に不安定な部分が、認知症の老女の意識と反応し合って増幅する、一種のサイコサスペンスにもなっている。
この短評にはネタバレを含んでいます





















