PILOT -人生のリフライト- (2024):映画短評
ドタバタの中に、男権社会の現実を浮き彫りに
男性が仕事のために女装生活を余儀なくされる韓国版『トッツィー』。ただし、こちらはドタバタ色が強め。
男尊女卑的な発言の炎上により失業した腕利きのパイロットが、女性を積極的に雇う航空会社に女装し、身分を偽って就職。男性社員に見下されつつも、墜落事故から乗客を救って英雄になり……と、とにかくアップダウンが激しい。そんな急展開を軽やかにする、主演のチョ・ジョンソクのコメディ演技が味。
ドタバタがしつこい箇所もあるが、女性として生きることで主人公の保守的な価値観が変化するドラマは興味深い。現代社会のジェンダー観の揺らぎが、そこに見えた。
この短評にはネタバレを含んでいます




















