遊歩 ノーボーダー (2026):映画短評
生ける”バリバラ”
'25年3月末に終了したNHK Eテレ「バリバラ」を思い起こさずにはいられない。同番組のコンセプトは「バリアをなくして、生きることを楽しく」。それを体現するかのように、障がい者自立や性差別に声を上げつつ、留学、恋、出産と、誰かが決めた”常識”をぶち破ってきた安積遊歩さん。彼女のありのままの言動を伝える記録が面白くないはずがないのだ。彼女のバリバラ人生は、NZで障がい者の權利向上の研究を行っている娘・宇宙さん、本作で監督デビューを飾ることとなった淺野由美子さんら周囲の人に確実に影響を及ぼしている。まもなくやまゆり園事件から10年。加害者の思想がいかに愚かか。本作を見れば一目瞭然である。
この短評にはネタバレを含んでいます






















