大富豪になるための正しい殺し方 (2026):映画短評
映画のノリもグレン・パウエル流
グレン・パウエルの軽妙でコミカルな佇まいを堪能。「主人公自身が、現時点までの経緯を語る」という形式で、物語が主人公のナレーションで進み、映画のリズムもパウエル流。主人公は、遺産相続のため親族を次々に殺していく男だが、パウエルが軽やかな身のこなしで演じ、ブラック風味のジョークたっぷりに語るので、イヤな奴には見えない。マーガレット・クアリーも、そのノリに合わせて悪女を演じて楽しそう。
原点は英国のコメディ映画『カインド・ハート』(1949)だが、舞台を現代のアメリカにアレンジ。物語の起点は同じだが、筋のヒネリと着地点は、ただコミカルなだけではない味わいも含めて、かなり現代的。
この短評にはネタバレを含んでいます




















