空前の大ヒット!『ハリー・ポッターと謎のプリンス』全米第1位!!-7月21日版

全米ボックスオフィス考

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「初登場第1位は、僕らの指定席ですね!」「来週はわからんぞ!」(映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』より) - (C) 2009 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 誰もが今週のランキング第1位は、映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』と思っていただろうが、その通りとなった上に、前代未聞の爆発的な数字を記録して業界内外で話題沸騰中である。

 7月15日(水)、深夜0時の鐘が鳴るとともに全米公開された映画『ハリー・ポッター』シリーズ第6作目は、全米4,325映画館、9,600スクリーンにて大型公開。深夜の先行ロードショーでこれまで王座に君臨していた映画『ダークナイト』を引きずり下ろし、先行ロードショーの新記録にあたる2,220万ドル(約22億2,000万円)という収入を記録した後、封切り初日のみの興行収入で5,820万ドル(約58億2,000万円)、週末の総合成績では7,780万ドル(約77億8,000万円)、そして公開後5日間の総合興行成績で1億5800万ドル(約158億円)を突破し、製作・配給のワーナー・ブラザーズは笑いが止まらないことだろう。ちなみにこの5日間のトータルにおいては、1億3,970万ドル(約139億7,000万円)を記録した前作シリーズ第5作目映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』をすでに追い抜いている。(1ドル100円計算)

 ハリポタ人気にウンザリしている方もいるとは思うのだが、シリーズものでこれだけコンスタントに人気を維持し続けている作品は非常に珍しく、すごいことなのでしばし我慢を……。また、原作者のJ・K・ローリングが2年前にハリポタの最終章を発表したことで、映画の方もフィナーレに向けて人気に拍車がかかってきているため、今後もフィーバーは続くと思われる。

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 ハリポタ・フィーバーが吹き荒れる全米ボックスオフィスだが、興収全体を見てみると、去年の同時期と比べて38パーセントダウンという意外な結果が出た。これは今週末、全米規模の大型公開作品がハリポタのみにとどまったことに起因していると思われる。

 今週第2位は、先週と同ランクをキープしたこちらもシリーズ映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』で1,756万ドル(約17億5,600万円)。映画『アイス・エイジ』シリーズの中で、第3週目の下降率が36パーセントと一番低く、同作品を観に行った映画ファンの好意的なクチコミが広がってロングランにつながる可能性も出てきており、最終的な興収に興味が集まる。

 第3位も、先週と同じ順位となった映画『トランスフォーマー/リベンジ』で、ウイークエンドの興収は1,369万ドル(約13億6,900万円)。アメリカをはじめ海外でもいまだ勢い衰えずといったところである。

 さて、前出2作品とは打って変わって勢いが異常に衰えてしまったのが、先週のトップから今週第4位に大転落してしまった映画『ブルーノ』。ウイークエンドの売り上げは832万ドル(約8億3,200万円)と、先週に比べて73パーセントダウンという途方もない降下率を記録してしまった。サシャ・バロン・コーエンの前作映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』と比べても、かなりドギツイギャグが満載の『ブルーノ』。特定ファンの期待を集めて、デビューの週末は勢い良く滑り出したものの、どうやらそのファン層は万人にまでは広がらなかったようである。

 ハリポタ以外の全米大型公開作品がなかったのは先程も申し上げたが、そのせいか今週のチャートは、チャートに数週間居座り続けている常連の多いランキングになった。デビュー5週目にして依然として頑張るサンドラ・ブロック主演映画『あなたは私の婿になる』も常連の域に入りつつあり、週末の売り上げは829万ドル(約8億2,900万円)と上々。

 トップ5圏外なのだが特記に値するのは、先週の第6位を守り抜いている映画『ザ・ハングオーバー』(原題)。この作品は、今年度の殊勲賞として再三名前が挙げられているが、週を重ねるごとにその人気のスタミナには驚嘆するばかりである。封切り後7週目にあたるというのに、今週のトップ30の中で落下率が一番低く、たったの17.7パーセントダウン。同作品を観た映画ファンたちの好評クチコミが功を奏して人気が人気を呼び、コンスタントに客の波が衰えずにいると思われる。

 さて次回は、魔法使い(ハリポタ)vs.ハムスター(映画『Gフォース』(原題))vs.イケメンカップル(映画『男と女の不都合な真実』)の間でチャート争いとなりそうである。この中でも手強そうなのが、ディズニーの実写とCGを合成した3D作品『Gフォース』(原題)だ。スーパー・ヒーローのハムスター軍団(!?)が世界を救う! という何ともかわいいファミリー向けアクション・ファンタジー映画なのだが、ハリポタを負かさないにしても脅かす可能性はある。主人公たちのハムスターのかわいさとユーモア、そしてアクション盛りだくさんのストーリーが、子どもだけでなく、ひょっとすると大人にもウケて、ハリポタ人口との人数割れにつながるかもしれない。

 『男と女の不都合な真実』は、ジェラルド・バトラーが珍しくラブコメに挑戦している作品だ。キャサリン・ハイグルとの共演で、フライデーナイトの軽めなデート映画に最適。そういえば、デート映画で忘れてはいけないのがホラー。今週末はピーター・サースガード主演の映画『オーファン』(原題)という恐怖作品が公開され、テレビのCMやスタジオのプッシュの入れ方からして、ティーンを中心にこの作品もかなりの観客を集めることが予想される。(取材・文:神津明美 / Addie Akemi Kohzu)

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