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え!狭すぎっ!と誰もが驚く埼玉県川口市の『鉄男』舞台となった工場跡地のスタジオ公開!

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こんなところで撮影していたんですね。-左から桃生亜希子、塚本晋也監督、エリック・ボシック
こんなところで撮影していたんですね。-左から桃生亜希子、塚本晋也監督、エリック・ボシック

 5日、埼玉県川口市の某工場跡地で、映画『鉄男 THE BULLET MAN』DVD、ブルーレイ発売記念スタジオツアーが行われ、本作の撮影スタジオが報道陣に初公開された。ツアーホストとして、塚本晋也監督、エリック・ボシック桃生亜希子も同行した。

映画『鉄男 THE BULLET MAN』写真ギャラリー

 大女優・吉永小百合を一躍スターダムに押し上げた映画『キューポラのある街』の舞台となった川口は、「鋳物の街」としても名高い。その川口の街外れの住宅街の中にある小さな工場跡地にあるのが「鉄男スタジオ」だ。塚本は鉄にこだわり、20年にもわたってこの地で『鉄男』シリーズを生み出してきた。もともとは印刷工場だったというこちらは非常に小さな建物で、この中で一本の映画の大多数のシーンが撮られたというのが信じられないほどの狭さだった。

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 塚本監督も「ここ? と驚くくらい狭くて恥ずかしいんですが」と恐縮していたが、「実はここはあのシーンを撮影した場所で……」とガイドを始めると、報道陣も「え!? ここで撮ったの?」と驚きの連続。「僕としては広くてスカスカな画面になるよりは、かえって狭い方が画面にいろいろな要素が充満するんでありがたいんです」と低予算ながらも知恵を絞った撮影手法の数々に、報道陣は感心しきりだった。そして桃生もこのスタジオには思い入れが深いようで、「川口で撮影したこの作品がベネチア(国際映画祭)や世界にまで行くんだから、何だか感無量ですよね」としみじみしていた。

 さて、「鉄は熱いうちに打て」を合言葉に、DVD、ブルーレイの発売が11月4日に決定したことも発表された。そのあまりの音量のすさまじさにアメリカの上映会場ではスピーカーが壊れてしまったという武勇伝を持つ本作だが、日本で一番すごい音響の映画館として知られる「立川シネマシティ」で『鉄男』3部作・初の一挙上映が行われることも決定。こちらの劇場は、サウンド・スペース・コンポーザーの井出祐昭氏の設計で、映画関係者からも非常に信頼が高い劇場。塚本監督も「3本も上映して大丈夫なのか……」と心配顔ながらも楽しみにしている様子だった。そしてさらに「微妙な問題なので、詳しくは言えないが……」と前置きしつつも、『鉄男』のコミック化決定も発表された。塚本監督のこだわりもあり、なかなかゴーサインが出なかったコミック化企画だが、今回は塚本監督が「このクオリティーなら……」と太鼓判を押しているとのことなので、どのように進展していくのか、今後に期待である。
 
 本作は、塚本晋也監督の世界的傑作映画『鉄男 TETSUO』『鉄男 II BODY HAMMER』の世界観を継承した、サイキック・アクション・スリラー。謎の男に息子を殺されたアメリカ人の男が、怒りにわれを失い、鉄に変ぼうしていく姿を、全編英語による撮影で描く。同時期に映画『アイアンマン2』DVD発売も決定しており、日米鉄男対決にも注目が集まっている。

映画『鉄男 THE BULLET MAN パーフェクト・エディション』DVD(4,935円)、ブルーレイ(6,090円)は11月4日より発売予定

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