第48回全米映画批評家協会賞発表! 作品賞は『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』
56名の映画批評家(NSFC)の投票によって決定する全米映画批評家協会賞が発表され、ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督の映画『インサイド・ルーウィン・デイヴィス(原題) / Inside Llewyn Davis』が作品賞に選ばれた。
同作は1961年のグリニッチビレッジを舞台にし、架空のフォーク歌手の人生を描いた作品。先日発表された全米脚本家組合賞ではノミネートを逃し驚かれたが、全米批評家協会賞での受賞は作品賞だけにとどまらなかった。
ジョエルとイーサン・コーエンが監督賞を受賞したほか、主演のオスカー・アイザックが主演男優賞も受賞している。主演女優賞はウディ・アレンの映画『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェットが選ばれている。
投票をする56名の批評家のうち、すべての映画を観ていない批評家は棄権する場合もあるとのこと。2013年にアメリカで封切りされたすべての作品が対象となり、ノミネーションなしに投票が行われ、授賞式もないが、歴史の古い、名誉ある賞として知られている。(澤田理沙)