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『X-MEN』ブライアン・シンガー監督、東京国際映画祭を称賛「勇気がある」

第28回東京国際映画祭

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審査委員長を務めるブライアン・シンガー監督
審査委員長を務めるブライアン・シンガー監督

 『X-MEN』シリーズや『ユージュアル・サスペクツ』で知られるブライアン・シンガー監督が23日、都内で行われた第28回東京国際映画祭のコンペティション審査委員記者会見に出席。今回、審査委員長を務めるため、8度目の来日を果たしたシンガー監督は「今日は時差ボケで二日酔いなんだ」とジョークを飛ばしながらも、「この映画祭は、いろいろな国や多彩なジャンルの映画がトライしていることが素晴らしい。その分、審査基準が難しいが真剣に取り組みたい」と力強く語った。

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 今年のコンペティション部門は、世界各国から選ばれたさまざまなジャンルの全16作品が最高賞の東京グランプリを競うことに。会見にはシンガー監督をはじめ、審査委員を務めるトラン・アン・ユン監督、ベント・ハーメル監督、スサンネ・ビア監督、大森一樹監督、プロデューサーのナンサン・シーら国際色豊かなクリエイター6名が勢ぞろいし、抱負を語った。

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 映画祭の在り方についてシンガー監督は「映画祭はこうだ! と決めつけて、退屈な作品ばかりを扱うところもあるけれど、この映画祭はいろいろな国からエントリーがあり、ホラーからコメディー、ドラマまでジャンルも多彩。これはとても勇気があること」と称賛。さらに「ただ、幅広い作品の中からグランプリを選出するとなると基準がとても難しくなる。これを一つの課題として真剣に取り組みたい」と表情を引き締めた。

 一方、日本を代表して審査委員を務める大森監督は「映画祭が始まって30年、この期間はフィルムからデジタルになり、上映形態がシネマコンプレックスになるなど、映画の産業革命の時期だった。わたしはまだ混乱の中にいるが、この映画祭が映画界の未来のヒントになれば」と真摯(しんし)に語った。

 また、日本映画で影響を受けた監督について質問が及ぶと、外国人審査委員は皆、口をそろえて黒澤明監督の名前を挙げ、特にシンガー監督は「スティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカスもリスペクトしていた偉大な監督。僕は学生時代、黒澤作品を観てスピルバーグ作品を観る、黒澤作品を観てルーカス作品を観る、これを繰り返していたよ」と明かしていた。(取材:坂田正樹)

第28回東京国際映画祭は31日まで六本木ヒルズ、新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿ほかにて開催中

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