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ウェス・アンダーソン、『犬ヶ島』に宮崎駿作品の影響があることを明かす

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日本好きで知られるウェス・アンダーソン監督

 映画『ムーンライズ・キングダム』『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督が、新作『犬ヶ島』(5月25日 日本公開)について、ニューヨークのザ・ペニュンシュラ・ホテルで行われた記者会見で、ビル・マーレイジェフ・ゴールドブラム野村訓市ジェイソン・シュワルツマンらと共に語った。

【動画】『犬ヶ島』日本オリジナル版予告

 本作は、近未来の日本の架空都市「メガ崎市」を舞台に、犬インフルエンザの蔓延によって犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬スポッツを捜す少年アタリ(コーユー・ランキン)と5匹の犬たちの壮大な冒険を描いた作品。ビルは犬のボス役、ジェフは犬のデューク役、野村はメガ崎市の小林市長の声を務め、ジェイソンはアンダーソン監督、ロマン・コッポラ、野村らと共にストーリーを担当した。

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 最初のコンセプトは、5匹の犬(チーフ、キング、レックス、デューク、ボス)が、ゴミ捨て場に隔離されたシンプルなアイデアだったと語るアンダーソン監督。「アニメで手掛けるつもりでいたんだ。その後、さまざまなアイデアを組み合わせていくうちに、日本を舞台にした映画を作りたくなったんだよ」と明かす。当初は犬だけだったそうだが、少年のアイデアが舞い降りたことで、「その少年がヒーローとなり、僕らがコーユーを発掘したことで、キャラクターに生命が吹き込まれたんだ」と経緯を説明した。また、アンダーソン監督は、今作を手掛ける上で、宮崎駿監督作品の静寂と自然の描写に影響を受けたことも明かした。

愛犬とのエピソードを明かしたビル・マーレイ

 実際に犬を飼っているというビルは、「僕の飼い犬ティンバーは、(子犬のときに)コヨーテに攻撃されて、瀕死の状態にあったが生き延びた過去を持つ犬なんだ。僕が、母犬が抱える数多くの子犬の中から彼を選んだのは、その中で最も賢い犬だと思ったからさ。実際にスマートだったよ。今では、僕の仲間や友人たちは皆、『君の犬はとても落ち着いている』と言ってくれるよ」と愛犬とのエピソードを披露した。

一方、デューク役のジェフは5匹の犬たちについて、「彼らは、アタリからスポッツを捜す仕事を任されると、何事にも動じず、(他の犬たちの縄張りでも)あえて危険な道を選択して、死をも恐れないんだ」と説明した。

左から、ジェイソン・シュワルツマン、野村訓市、ジェフ・ゴールドブラム

 ストーリーをアンダーソン監督やロマンらと共に構成したジェイソンは、「最初に、どんな犬なのか、ゴミ処理場ではどんなルールがあるのかを考えたんだ。でもすぐに、僕らは単なる犬として彼らを描くのではないということが明確にわかったよ。僕らはその犬たちを人間のような感覚でとらえていたからね」と語った。

 ストーリーのコンサルタントを務めた野村は、オーディション過程では日本の主要キャラクター5人の声に挑戦し、最終的に小林市長を演じることになったわけだが、それについて「あまりハッピーじゃなかったね(笑)」と冗談を交えながらも、続けて「ウェスは、より速く、攻撃的な口調で話すように指示してきたんだ。僕自身は日本の政治家のスピーチをチェックして、キャラクターを作り上げていったよ。でも一番大変だったのは、ウェスたちによる独特な世界観にあるセリフを、日本語に訳すことだったね」と苦労を明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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