カンヌ最高賞『万引き家族』ノベライズ本発売 是枝監督の書き下ろし

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小説「万引き家族」書影(著者:是枝裕和 発売日:2018年5月28日 価格:本体1,300円+税 出版社:宝島社)

 第71回カンヌ国際映画祭で日本映画として21年ぶりの最高賞パルムドールに輝いた『万引き家族』(6月8日全国公開)のノベライズ版を、映画公開に先駆けた5月28日に宝島社が発売する。監督の是枝裕和が自ら書き下ろした小説となり、映画では語り尽くせなかった人物の背景や感情が描かれる。

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 『万引き家族』は、東京の下町に暮らす、犯罪でつながったある一家の姿を通して、本当の家族の絆を問う人間ドラマ。是枝監督が、親の年金を不正受給していた家族が逮捕されたという実際の事件に着想を得て、貧困など日本が現実に抱える問題にも迫った渾身の一本となる。

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 社会問題にスポットを当てながら観客の感動を呼ぶ、巧みな物語と美しい映像、そしてリリー・フランキー安藤サクラ松岡茉優樹木希林、子役の城桧吏佐々木みゆらの演技がカンヌでも絶賛。日本人監督として史上4人目となるパルムドールを受賞した。

 是枝監督が自ら手掛けた小説版では、登場人物たちが劇中では発することがなかった“声にならない声”が明かされ、「家族の絆」にまつわるメッセージがより鮮明に。映画と小説の両方を体験することで、劇中の一家の思いを、より多角的に、立体的に捉える構成となっているという。

 宝島社による是枝作品のノベライズは、『そして父になる』『三度目の殺人』に続いて3冊目。映画の副読本としてはもちろん、映像の世界観を何度も反すうし、より理解を深める一冊となりそうだ。(編集部・入倉功一)

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