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スパイダーマン新作は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の謎を紐解く 監督が明言

MCUフェーズ3を締めくくる『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
MCUフェーズ3を締めくくる『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』

 映画『スパイダーマン』シリーズ最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を手掛けたジョン・ワッツ監督が電話インタビューに応じ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)における本作の役割を語った。(以下、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレを一部含みます。)

【動画】映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』本編映像

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台に、スパイダーマンこと主人公ピーター・パーカー(トム・ホランド)の新たな戦いを描く本作。友人たちとヨーロッパ旅行へ繰り出したピーターは、元S.H.I.E.L.D.のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)らと共に、突如出現した自然の力を操る存在に対峙(たいじ)する。

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 前作『スパイダーマン:ホームカミング』に引き続きメガホンを取ったワッツ監督は、新作に取り掛かる時点で、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の展開をすでに知っていたという。「この先、(MCUで)何が起きるのかを把握していたので、その秘密を守りつつ、両作品の出来事を踏まえた作品を目指していきました」と当時を振り返る。

 MCUはフェーズという区切りを設けており、本作は“フェーズ3”の完結作としての役割を担っている。ワッツ監督は、「ストーリーを練る際、『エンドゲーム』でピーターがトニー・スタークを失ったことを(物語の)最重要ポイントの一つとしていました」と『エンドゲーム』が本作のストーリーに与えた影響を明かしつつ、「本作は『エンドゲーム』で解明されなかった謎の答えを明かす作品であり、『スパイダーマン』シリーズとしては、今後スパイダーマンがどのような道を辿ることになるのかを示す役割も担っています」とスパイダーマンにとっても大きな変化が訪れることをほのめかす。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
ジェイク・ギレンホール(左)と会話するジョン・ワッツ監督(中央)

 前作『ホームカミング』と比較しても、本作は全く違うタイプの作品であると語るワッツ監督は「前作は、高校生のピーターが、大人として扱ってほしい、スパイダーマンとしてアベンジャーズに入りたいと、大人からの承認を求めるんです。しかし本作では、大人から一人前のヒーローになるためのステップアップを要求される」とその違いを明かす。「大人として認められたいと思っていたピーターが、急に世間から大人として扱われる。“子どものままでいてもよかった”と思うことにも気が付いていくんです」。

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 また本作では、アベンジャーズの創設者であるニック・フューリーがスパイダーマンに接触を図る。「フューリーもサノスのスナップ(指パッチン)の犠牲者。彼もまた、消えていた間に変わった世界に追いつこうとしているんです」と説明するワッツ監督は、「アベンジャーズの中心だったアイアンマンやキャプテン・アメリカはいなくなってしまった。フューリーは新たなヒーローを探しているんです。本作では、まだMCUで見せていない彼の一面が見られますよ」と期待をあおった。(編集部・倉本拓弥)

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は6月28日より全世界最速公開

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