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デル・トロ印モンスター誕生の裏側!『スケアリーストーリーズ』創造を追う書籍発売

原作挿絵のテイストを生かして、実際にモンスターが作られた
原作挿絵のテイストを生かして、実際にモンスターが作られた - (C)2019 CBS FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 『シェイプ・オブ・ウォーター』などのギレルモ・デル・トロが企画・製作・ストーリー原案を務め、『ジェーン・ドウの解剖』のアンドレ・ウーヴレダル監督がメガホンを取った新作ホラー『スケアリーストーリーズ 怖い本』から、劇中で登場するモンスターの誕生秘話やストーリー構造を、数多くの資料と共にひも解く書籍「スケアリーストーリーズ 怖い本 ギレルモ・デル・トロ&アンドレ・ウーヴレダルの世界」(DU BOOKS)が、2月21日に限定2,000部で刊行される。

【画像】秘蔵メイキング写真が満載

 映画のベースとなったのは、反道徳的な内容から全米の学校図書館に置くことが禁じられたとされる、いわくつきの短編集。デル・トロも多大な影響を受け、スティーブン・ガンメルが墨のような黒鉛で描いたグロテスクなモンスターたちの挿絵も、彼の心をとらえた。本書は、そんなデル・トロ念願の映画化作品を、コンセプト・アートを含む70点以上の秘蔵写真と共に分解・解説するビジュアルノベライズとなる。

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 映画化にあたってデル・トロは、プロデューサーとして「(原作のように)短編を集めたアンソロジーにはしない」「挿絵のモンスターをきちんとスクリーン上で息づかせる」という、2つのルールを定めたという。このルールに則って、数か月をかけて作られたモンスターたちは、原画並みにトラウマを与える存在に変貌。失われた体の一部を探して彷徨う「大きな足指」、予告編でも凶悪なフェイスを見せる「カカシのハロルド」、不気味な笑顔で迫る“青白い女”こと「ペール・レディ」といったモンスターたちが生み出された。

 本書の中でデル・トロは、原作について「子ども時代の経験や思い出は良いもの、楽しいものであるべきだと誰もが口を揃えるが、そんな“完璧な”環境で育ったとしたら、子供は現実の世界で生きる準備はできない。この本が素晴らしいのは、世の中には恐ろしい側面があると認めていることだ」と語っている。

 書籍には『シェイプ・オブ・ウォーター』など、デル・トロ作品では常連の特殊造形担当マイク・ヒルによる、モンスター具現化のためのクリーチャー資料も満載で、映画で描き切れなかった詳細な人物背景などの書き下ろしも収録されており、まさにデル・トロの創造力の一端が垣間見られる一冊。新宿バルト9では、スティーブン・ガンメルの非売品特典ポストカードとムビチケのセット本も限定販売(5,500円+税)される。

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 映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』は、町外れの幽霊屋敷から謎の本を持ち帰った高校生たちが、勝手に本につづられる物語にそって、自分たちが最も恐れる何かに襲われるさまを描く。(編集部・入倉功一)

映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日より全国公開
書籍「スケアリーストーリーズ 怖い本 ギレルモ・デル・トロ&アンドレ・ウーヴレダルの世界」は2月21日発売 予価:3,800円+税(2,000部限定)

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