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井筒和幸監督8年ぶり新作『無頼』12月12日公開

映画『無頼』より
映画『無頼』より - (C)2020「無頼」製作委員会/チッチオフィルム

 コロナ禍で公開延期になっていた井筒和幸監督の新作映画『無頼』が、12月12日より都内を皮切りに全国順次公開されることが決定した。

【写真】井筒監督、妻夫木聡ら出演の2012年の映画

 本作は、映画『ガキ帝国』(1981)、『パッチギ!』(2004)などを手掛けた井筒監督の『黄金を抱いて翔べ』(2012)以来、8年ぶりとなる長編映画。敗戦直後の動乱期から所得倍増、高度経済成長、政治の季節とオイルショック、バブルの狂騒と崩壊までの戦後史を、ヤクザ者たちの群像劇を通して描き出す。キャストに、松本利夫EXILE)、柳ゆり菜中村達也ラサール石井小木茂光升毅木下ほうから。

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 新宿K’scinema、池袋シネマ・ロサ、横浜シネマ・ジャック&ベティでは12月12日より、第七藝術劇場(大阪)では12月19日より、出町座、京都みなみ会館(京都)では12月18日より、名古屋シネマスコーレでは12月26日より、福岡KBCシネマでは12月25日より公開される。

 井筒監督のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
 
<井筒和幸監督コメント>

 コロナ禍で公開延期になっていた「無頼」が、まさか我が映画渡世で初めての年末正月作品になるとは……。今まで、はぐれ者ばかり描いてきた自分としては驚きです。『ガキ帝国』では少年院上がりの不良たち。『犬死にせしもの』は終戦直後の無法者。『岸和田少年愚連隊』は格差教育の落ちこぼれ。『パッチギ!』は京都ゼロ番地の在日高校生。『ヒーローショー』は「失われた世代」たち。『黄金を抱いて翔べ』では金塊強奪の流れ者たち──。彼らは、貧困や偏見に抗った「寄るべなき者たち」でした。
 本作も、どん底から這い上がり、欲望の昭和を生きたアウトローたち、その一家の半生を描いてます。疲れた大人、夢を失った若者、そして自分にも“くじけるな!”という映画です。2時間25分、さあ、奴らと共に熱かった昭和時代へ──。

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