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異色ホラー『ザ・スイッチ』“見た目はJK”の殺人鬼にターミネーターの影響!

殺人鬼と化したJKはあの名作をオマージュ!『ザ・スイッチ』クリストファー・ランドン監督インタビュー » 動画の詳細

 女子高校生と連続殺人鬼の身体が入れ替わってしまう異色ホラー『ザ・スイッチ』(公開中)のメガホンを取ったクリストファー・ランドン監督が、企画実現までの経緯や、キャラクター製作の過程で影響を受けた映画について語った。

【動画】『ザ・スイッチ』には名作オマージュがたくさん!監督インタビュー

 殺される日を繰り返す女子大生の姿を描いた『ハッピー・デス・デイ』シリーズで知名度を高めたランドン監督が、同作のプロデューサーであるジェイソン・ブラムと共に挑んだのは“入れ替わりホラー”。地味な女子高生ミリーと指名手配中の連続殺人鬼ブッチャーの身体が、とある出来事をきっかけに入れ替わってしまい、ミリーは24時間以内にもとの身体に戻るべく奮闘する。

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 肉体が入れ替わる現象をホラーテイストで描く斬新な企画は、映画の共同脚本家であるマイケル・ケネディが持ち込んだもの。企画を聞いたランドン監督は、すぐさま脚本作業に着手したそうで、「彼のアイデアはとても興味深く、非常に素晴らしかった。私はこの企画を実現させようと、いくつか追加でアイデアを出して、マイケルと脚本を執筆しました。3週間かけて二人で脚本を書き上げた後、ブラムに提出しました」と実現までの経緯を明かす。

 劇中で入れ替わってしまう二人を演じるのは、『名探偵ピカチュウ』のヒロインで知られるキャスリン・ニュートンと『ウエディング・クラッシャーズ』でなどのヴィンス・ヴォーンだ。若手&ベテランコンビの起用について、ランドン監督は「ヴィンスはブッチャー役の第1候補で、ミリー役の最有力候補がキャスリンでした」と告白。二人が出演オファーを快諾した時は衝撃的だったそうで、「一人二役を務めなければならないので、役者にとってもタフな挑戦です。ヴィンスは暴力的で恐ろしい殺人鬼を演じると同時に、チャーミングで可愛い女子高生にも成り切る必要がありました。それは、キャスリンも同じです。二人が作品に参加してくれてたのはとてもラッキーでした」と声を弾ませた。

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 ミリーの身体を手に入れたブッチャーは、赤いレザージャケットを着用して大胆にイメチェンし、彼女が通う高校で殺戮を始める。ランドン監督によると、見た目が女子高生の殺人鬼は、映画『ターミネーター2』から影響を受けたそうで、映画を一度も観たことがなかったキャスリンにクリップ映像を渡し、キャラクターを構築していった。「キャスリンが『ターミネーター2』を一度も観たことがなかったのは衝撃でしたね。彼女には映画のクリップ映像で、ターミネーターの動きや視線を見てもらいました。ミリーの身体に入れ替わったブッチャーはいつも次の標的を探していて、そうした動きを参考にしてもらいたかったからです」

 『ハッピー・デス・デイ』と同じく、本作はホラーとコメディーのバランスが絶妙だ。このバランスは自然に生まれたものだというランドン監督は、「本作は概念上、ミリーの物語が主軸となっています。彼女は殺人鬼ブッチャーの身体と入れ替わり、彼を止めようとする。ミリーが中年男性の身体で行動するシーンはとてもコミカルなんです。その一方で、ミリーの身体を手にしたブッチャーのストーリーも平行して描かれ、こちらはホラー要素が多い。二人の物語を行き来するからこそ、絶妙なバランスが生まれたのです」と振り返った。(編集部・倉本拓弥)

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