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『シン・仮面ライダー』本郷猛役!池松壮亮にあらためて注目

池松壮亮
池松壮亮 - Stefania D'Alessandro / Getty Images

 庵野秀明が脚本・監督を務める実写映画『シン・仮面ライダー』(2023年3月公開)で主演を務める池松壮亮について、改めて注目したい。

【動画】『シン・仮面ライダー』新映像2種が初公開!庵野秀明監督が作品への思いを語る

 本作は、1971年にテレビ朝日系にて放送を開始した「仮面ライダー」(原作:石ノ森章太郎)の生誕50周年記念企画のひとつ。作品の詳細については明らかにされていないが、主人公・本郷猛役を池松、ヒロイン・緑川ルリ子役を浜辺美波が担うことが、9月30日の「シン・仮面ライダー対庵野秀明展」合同記者会見で発表された。

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 池松は、1990年生まれの31歳。劇団四季のミュージカル「ライオンキング」のヤングシンバ役で2001年にデビューし、今年でデビュー20年を迎えた。映画初出演となる『ラスト サムライ』(2003)では、飛源役で主演のトム・クルーズと共演。当時12歳ながら堂々たる演技で注目を浴びた。

 映画『鉄人28号』(2005)で映画初主演を務め、2000年代には、『夜のピクニック』(2006)、『ダイブ!!』(2008)、大河ドラマ「義経」(2005)、「風林火山」(2007)などに出演。そして、2009年には、日本大学芸術学部映画学科に入学し、監督コースを専攻した。

 その後も『愛の渦』(2014)、『海を感じる時』(2014)、『紙の月』(2014)、『セトウツミ』(2016)、『デスノート Light up the NEW world』(2016)、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017)、『君が君で君だ』(2018)、『斬、』(2018)、『宮本から君へ』(2019)、『アジアの天使』(2021)といったジャンルにとらわれずさまざまな作品に出演。クールな高校生、繊細な青年、熱血営業マン、江戸時代末期の浪人と幅広い役柄を演じ、数多くの賞を受賞してきた。

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 オダギリジョーが脚本・演出を手掛ける連続ドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」では、個性あふれるキャストと独特な世界観のなかで、主人公を好演。今後は、『シン・仮面ライダー』のほかにも、中国出身のチャン・リュル監督作『柳川』、ホアン・チェンシン監督の『1921(原題)』や、『ちょっと思い出しただけ』(2022年公開)が控えている。

 そんな池松について、庵野監督は「オーディションに来てくれた時、すごくよかったんです」と合同記者会見で明かしている。「50年前の仮面ライダーとは、池松くんがやるんだったら違う本郷猛になってくれるんじゃないかと。僕の中では藤岡弘、さんが演じた本郷猛のイメージがものすごく強くて、これを踏襲しても自分では消化できないと思った。別のキャラクターとしての本郷猛を作らざるを得ない時に、池松さんはイメージ的にいいなと思いました」と語っていた。

 池松自身は、大役に並々ならぬ思いで挑んでいるようで、「これから撮影ということで、なんとかいい作品になるように、みなさんに注目していただけるように頑張ります」と意気込んでいた。庵野監督と池松がどんな仮面ライダーをつくり上げるのか、2023年の公開を楽しみに待ちたい。(編集部・梅山富美子)

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