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『マスカレード・ホテル』オリジナルシーンの秘密 鈴木雅之監督、さんま出演にも言及

映画『マスカレード・ナイト』より
映画『マスカレード・ナイト』より - (C) 2021 東野圭吾/集英社・映画「マスカレード・ナイト」製作委員会

 2019年に公開された木村拓哉長澤まさみ共演によるヒット作の続編『マスカレード・ナイト』(公開中)。本作にも映画オリジナルのシーンが挿入されているが、前作『マスカレード・ホテル』でのオリジナルシーンについて、鈴木雅之監督のコメントを交えて振り返ってみたい。

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 前作『マスカレード・ホテル』は、累計発行部数470万部を突破する東野圭吾の「マスカレード」シリーズの第1作を映画化。2019年1月18日に封切られ、累計興行収入46.4億円の大ヒットを記録した。現場に不可解な数字の羅列が残される連続殺人事件が発生し、新たな現場になると予告されたホテル・コルテシア東京に、捜査一課の刑事・新田(木村)がホテルマンになりすまし潜入。彼の教育係となる優秀なフロントクラーク・山岸(長澤)と衝突を繰り返しながら、それぞれの使命を全うしていくさまが描かれた。

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『マスカレード・ナイト』よりセット写真

 『マスカレード・ホテル』で、主な映画オリジナルシーンとして挙げられるのがラスト近くのホテルのロビーでのシーン。力を合わせて事件を解決し固い絆で結ばれた新田と山岸が、プライベートで食事をする日のこと。ロビーで山岸を待っていた新田がマスカレード=仮面舞踏会の幻想を見るというものだ。佐藤直紀による荘厳なメインテーマが流れるなか、突如としてロビー内は無人となり、入り口から現れたのは、きらびやかな赤のドレスをまとった山岸。周囲はいつの間にか仮面をつけドレスアップした人々であふれ、その喧噪の中で山岸が仮面を外し「どうしたんですか?」とつぶやいた瞬間、我に返るという流れだ。

 異国情緒が漂い、まさにタイトルの世界観を表す妖しく美しいシーンとなっているが、どのような経緯で生まれたのか。意外にも「“原作になさすぎる”と、一度はみんなに反対されたんですよ」という鈴木監督。「あれは『マスカレード』というタイトルの象徴的なシーンとして、我々作り手がホテルをどうとらえているのかということを示すためにこだわって作りました。僕はそもそも原作の『マスカレード・ホテル』というタイトルが大好きなんです。ベネチアのカーニバルじゃないですけど、日本ではないどこかのパーティー会場で仮面を被った人たちがいる……というような。我々の知らない歴史的な過去がうごめいているみたいなイメージでしょうか。説明は難しいですが、そういう肌触りを感じていただけたらいいなと」

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 ちなみに本シーンには驚くべき仕掛けがあり、「音楽の中に少しフランス語の喋りを入れている」のだそう。「よく聴いてみてください。耳をすませば何と喋っているのかわかっていただけると思います(笑)」と好奇心を煽る鈴木監督。

タイトルの世界観を表す凝りに凝ったセットも見もの

 そして、オリジナルシーンと言えば「どこに出ているのかわからない」と話題になった明石家さんまの出演シーン。続編でも思わぬ場所に顔を見せているが、鈴木監督はさんまの出演の経緯について以下のように話す。「さんまさんは主演の木村くんと『さんタク』(正月恒例のトーク番組)をやっていたり仲が良くて、完全に友情出演です。特に事件にかかわってくる役柄というわけでもなかったんですけど、それを承知で出てくださった。本当にありがたかったです。さんまさんとは過去にドラマでもご一緒しているんですが、さんまさんがすごいのは『みんな仲間』みたいな感覚があるところ。現場に気持ちよく居てくださるんです。一服の清涼剤のような存在でしたね」

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 続編『マスカレード・ナイト』の舞台は、大みそかのホテル・コルテシア東京。警視庁に、未解決殺人事件の犯人が大みそかに行われるホテルのカウントダウン仮装パーティーの会場に現れるという密告状が届いたことで、再び新田がホテルマンに扮し潜入捜査を開始。フロントクラークからコンシェルジュへと抜擢された山岸と共に、仮面を被った参加者=容疑者500人の中から犯人を割り出すべく奔走する。

 続編にももちろんオリジナルシーンが盛り込まれており、前作を観ていることでより楽しめる趣向となっている。(編集部・石井百合子)

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