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スピルバーグ版『ウエスト・サイド・ストーリー』首位デビューも苦戦

全米ボックスオフィス考

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』より
映画『ウエスト・サイド・ストーリー』より - (C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 先週末(12月10日~12月12日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、スティーヴン・スピルバーグ監督のミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が興行収入1,057万4,618ドル(約12億円)で辛くも首位デビューを果たした。2位は、公開3週目のディズニー・アニメーション映画『ミラベルと魔法だらけの家』で興行収入998万5,099ドル(約11億円)だった。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル115円計算)

『ウエスト・サイド・ストーリー』フォトギャラリー

 『ウエスト・サイド・ストーリー』は、1961年の映画版でも知られる名作ブロードウェイミュージカルをスピルバーグ監督が新たに映画化。1950年代のニューヨークを舞台に、移民系の二つのグループが抗争を繰り広げる中で芽生える恋を描く。出演は、『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴート、ディズニー実写版『白雪姫』のヒロインにも抜てきされた新星レイチェル・ゼグラーなど。批評家からは絶賛評が相次いでおり、今年最も評判のいい映画の一つといえるだけにショッキングな出足となった。同じくブロードウェイミュージカルを映画化し、ワーナーの動画配信サービス「HBO Max」でも追加料金なしで同時配信された6月の『イン・ザ・ハイツ』のオープニング興収1,150万4,710ドル(13億円)にも及ばなかった。

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 アメリカでは新型コロナウイルスの影響で、年齢が高めの映画ファンは劇場を避ける傾向にあるといい、ターゲットとしている年齢層が高めな映画は相次いで苦戦を強いられている。『ウエスト・サイド・ストーリー』もその一例となってしまった。ミュージカル映画では、『シカゴ』や『グレイテスト・ショーマン』のように出足はいまいちでもロングランヒットになる作品もあり、『ウエスト・サイド・ストーリー』は観客からの評価も高いだけに今後に期待がかかる。ただし、今週末には観客をかっさらうであろう超大作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が公開されるため、険しい道のりとなりそうだ。(編集部・市川遥)

12月10日~12月12日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ウエスト・サイド・ストーリー』
2(1)『ミラベルと魔法だらけの家』
3(2)『ゴーストバスターズ/アフターライフ
4(3)『ハウス・オブ・グッチ
5(5)『エターナルズ
6(6)『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
7(7)『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード
8(4)『クリスマス・ウィズ・ザ・チョウズン:ザ・メッセンジャーズ(原題)/ Christmas with the Chosen: The Messengers』
9(8)『DUNE/デューン 砂の惑星
10(11)『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

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