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『流浪の月』今秋、韓国で公開

『流浪の月』より
『流浪の月』より - (C) 2022「流浪の月」製作委員会

 2020年本屋大賞で大賞を受賞した凪良ゆうの小説を、広瀬すず松坂桃李のダブル主演で映画化した『流浪の月』(公開中)が、今秋より韓国で公開されることが9日、明らかになった。併せて、映画ならではのモチーフとなった水にまつわる新たな場面写真も公開された。

【写真】広瀬すず×松坂桃李、水にまつわる新場面写真

 本作は、10歳の時に誘拐事件の被害者として世間に名を知られることになった家内更紗(かない・さらさ/広瀬)が、その事件の加害者とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえき・ふみ/松坂)と15年後に思わぬ再会を果たし、周囲に波紋を呼んでいく物語。『フラガール』『悪人』『怒り』などの李相日(リ・サンイル)監督がメガホンをとり、スタッフに『パラサイト 半地下の家族』『バーニング 劇場版』などの撮影監督ホン・ギョンピョ、『キル・ビル』『悪人』『三度目の殺人』などの美術・種田陽平ら豪華布陣が集結した。

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 先ごろ韓国で開催された全州国際映画祭での評判、そして日本国内での盛り上がりを受け、韓国での劇場公開が決定した。著名人では、橋本環奈(女優)、八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)(アーティスト・俳優)、弘兼憲史(漫画家)、吉田大八(映画監督)、木村佳乃(女優)、島本理生(作家)、妻夫木聡(俳優)、ポン・ジュノ(映画監督)らも鑑賞している。

 新たに公開された場面写真は、更紗と文をつなぐ「水」にまつわるシーン。映画では原作から改変された設定があり、その最たる例が、2か月共に過ごした幼い更紗(白鳥玉季)と大学生の文(松坂)が“被害女児”と“誘拐犯”として警察に引き離される場面。原作では動物園だったが、湖へと変わっている。李監督はその意図について、「2人が引き離される時に目にした風景は、2人が再会するまで15年間も思い続ける景色ですから、とても大事なものでなければなりません。ですから実際映像になった時に、2人を繋ぐ“装置”として、もう一歩何かが必要だと感じました。それが今回は“水”でした。文がいる場所のそばにはいつも水があり、水の中は2人が安心できる場所というイメージで、物語に水を介在させています」と説明。それゆえ、再会した更紗と文の居場所である川沿いのカフェcalicoの内装も壁がブルーグレー、奥にある格子窓のステンドグラスがブルー、そして電飾にもブルーが配置され、湖の中にいるような優しい青い光が2人を包み込むように設計されている。(編集部・石井百合子)

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