Netflix映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』劇場公開決定

　アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の新作となるNetflix映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』が、12月16日の独占配信開始に先駆け、11月18日より劇場公開されることが決定した。

【画像】オスカーを手にする アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督

　イニャリトゥ監督が『レヴェナント：蘇えりし者』でアカデミー賞監督賞を受賞して以来の長編映画となる本作は、ある男の壮大な心の旅路をテーマにしたノスタルジック・コメディー。アイデンティティ、成功、死の必然性、メキシコの歴史、そして妻や子どもたちとの心揺さぶる家族の絆などが描かれる。監督の母国メキシコで撮影され、自身の体験も反映された、まさに集大成的な作品だ。監督とは『バードマン　あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』以来の再タッグとなるニコラス・ヒアコボーネが脚本を手掛け、メキシコ人俳優のダニエル・ヒメネス・カチョが主人公にふんする。

　なお、本作は10月24日より開幕する第35回東京国際映画祭のガラ・セレクションでの上映も決定しており、イニャリトゥ監督は14年ぶりに復活した同映画祭の“黒澤明賞”を受賞することも発表されている。（今井優）

Netflix映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』12月16日（金）独占配信、一部劇場にて11月18日（金）より公開