今田美桜が『東京リベンジャーズ』ヒロインに起用された理由
昨年10月中旬、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 －運命－／－決戦－』の撮影が東京・八王子で行われ、女優の今田美桜が姿を見せた。
本作は和久井健の大ヒットコミックを実写映画化し、2021年に公開された『東京リベンジャーズ』の続編。凶悪化した組織“東京卍會”によって、再びかつての恋人・ヒナタ（今田）を殺された主人公・タケミチ（北村匠海）は過去に戻り、ヒナタを救う鍵となる東卍結成メンバー6人を引き裂く悲しい事件に迫る。
この日、撮影されたのは、タケミチが高校時代に再びタイムリープし、過去のヒナタと会うシーン。今田は明るく元気な声で「よろしくお願いします！」とあいさつしながら、現場に入ってくる。シリーズを手掛ける岡田翔太プロデューサーは「彼女自身の持つカラッとした明るさみたいなところも含めて、原作のヒナタにピッタリだなとずっと思っていて、企画を考えた瞬間からヒナタは今田さんだと思っていました」と起用理由を語る。
さらに「ヒナタはこの作品の圧倒的ヒロインだし、タケミチにとってはもちろんのこと、この作品に出演する男子全員にとってのマドンナ的存在であってほしかったんです。そして、女の子にも好かれるヒロインであってほしいという思いがすごくあって」という。
演じる今田本人については「意外とサッパリというか、気持ちのいい方ですね。みんなに大声であいさつして大声で笑って、気持ちのいい人って感じです。スタッフみんな大好きです。いつもご機嫌で、運動部の後輩みたいなイメージです（笑）」と周囲から愛される親しみやすいキャラクターを明かした。
前作でタケミチに救われたはずのヒナタだが、今作では再び悲劇に見舞われる。岡田プロデューサーは「（今田は）1の結末を背負った上で2に来てくれているので、いいシーンを撮っていてもちょっと切ないというか、そういうところも兼ね備えながらやっていただいているので、さすがだなと思います。彼女の存在感が作品にすごく花を添えてくれて、とても助かっています」と感謝した。
続編は『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 －運命－』（4月21日公開）、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 －決戦－』（6月30日公開）の2部作となる。（編集部・中山雄一朗）
