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浅野忠信、占いがまさかの的中 「SHOGUN 将軍」GG賞の快挙「当たってました」

「SHOGUN 将軍」の快挙も予言通りだった!?  - 主演の浅野忠信
「SHOGUN 将軍」の快挙も予言通りだった!? - 主演の浅野忠信

 俳優の浅野忠信が29日、TOHOシネマズ日比谷シャンテで行われた主演映画『レイブンズ』の公開記念舞台あいさつに、瀧内公美マーク・ギル監督と共に出席。「SHOGUN 将軍」で日本人初のゴールデン・グローブ賞助演男優賞(ドラマシリーズ部門)を受賞する前に、占いで「何もしなくてもうまくいく」と予言されていたことを明かした。

【画像】浅野忠信が絶叫…!主演映画『レイブンズ』

 伝説の写真家・深瀬昌久の波乱に満ちた生涯を、実話とフィクションを交えて描き出した本作。ステージに立った浅野は、「主人公として舞台あいさつに立つのも久しぶり」としみじみ語ると、「やはり自分の中で主人公をやるのと、脇役をやるのとは全然違っていて。今までいろんな役を演じてきて、自分の中の引き出しがいっぱいになってきたんです。だからそれを主人公でやりたかった。主人公で演じるためのプランがいっぱいあったので、今回はそれを存分に使わせていただきました」とあらためてその思いを明かし、瀧内も「俳優をはじめてから、あこがれだった浅野さんと一緒に舞台あいさつに立てたのがうれしくて。いつか浅野さんみたいな表現をしてやると、経験を重ねてきたわたしですが、まさか浅野さんと対峙する日が来るとは」と感慨深げな様子を見せた。

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 この日は、ドラマ「SHOGUN 将軍」で、日本人初となるゴールデン・グローブ賞助演男優賞(ドラマシリーズ部門)を受賞した浅野にあらためて祝福の拍手が送られた。笑顔を見せた浅野は「『マイティ・ソー』という映画ではじめてアメリカに行って。その時にエージェントの方に『僕はアメリカに引っ越した方がいいですかね?』と聞いたら『まだ来なくていい』と言われて。要するにアメリカではまだ誰も知らないから、日本で活躍し続けてくれと。そうしてはじめて売り込めるからということで。そこから戦いがはじまったというか。本当にがむしゃらに日本の作品に取り組みましたし、少しでも結果を出そうと心がけてやってきて。それからアメリカの作品も続き、皆さんのお力添えもあって頑張ることができた」と振り返るも、コロナ禍を境に「僕も英語ができるわけではないから、アメリカの映画で、アメリカ人の役はできないな」と思うようになり、限界を感じてしまったという。

 そんな時に出会ったのが「SHOGUN 将軍」だったが、ドラマの撮影が延期となってしまい、その直後に撮影予定だった『レイブンズ』の撮影も延期になってしまった。「僕は『SHOGUN 将軍』でも悪役をやったんですけど、『早く帰してくれ!』と泣き叫んで。現場でも悪役状態ですよ。(監督の)マークさんがあきらめたらどうしようと思ったんですけど、延期してくれた。それで深瀬の役づくりをしっかりとできるようになった。『SHOGUN 将軍』では賞をいただいて、皆さんにも喜んでいただけて。そして今日も映画館にもたくさんお客さんが来てくれて。いいことだらけ。こんな最高なことはないですね」と笑顔。

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 算命学という占いをしてもらったと明かす浅野は「何もしなくてもうまくいくと言われて。当たってました。1月にゴールデン・グローブ賞をとったので、このままいっちゃいたいですね」と意気込んでいた。

 そんな浅野とのタッグに、ギル監督は「かれこれ浅野さんは20年くらい観ていたので。クレイジーな役から静かな役まで、いろいろやられてきましたが、それらすべてを合わせたのがこの深瀬という役柄じゃないかなと思っています。彼のことは信頼していますし、こういう形でご一緒できてありがたい。現場では毎日、泣いたり笑ったりという時間を過ごすことができたんですが、一番だと言えるのは、彼の演技に感嘆する時間を過ごせたことだと思います」と語る。

 さらに瀧内も「わたしが浅野さんについて語るのはおこがましいですが、ずっと見続けたいという存在感は浅野さんしかいない。われわれの世代のあこがれですから。唯一無二という言葉がしっくりくる俳優さんですし、これからも追い続けたいですし、独自の道を歩んできた先輩だからこそ、その後を追って、後進に道をつなげていきたいと思わせてくれるような大先輩」と語ると、浅野も「最高ですね。褒められるのは大好きですから」と満面の笑みを見せた。(取材・文:壬生智裕)

映画『レイブンズ』は全国公開中

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