『サンダーボルツ*』監督、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の情報は「最高機密」キャスト発表配信も全く知らされず

マーベル・スタジオ劇場映画最新作『サンダーボルツ*』のメガホンを取ったジェイク・シュライアー監督がリモートインタビューに応じ、先月行われた『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題) / Avengers: Doomsday』(2026年5月全米公開)のライブストリーミング配信について言及した。
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日本時間3月27日0時ごろから約5時間半にわたり行われたライブ配信は、『ドゥームズデイ(原題)』の出演者(総勢27名)の名前が書かれた椅子の背を、約10分おきに一つずつゆっくりと映していく演出で、最後に悪役ドクター・ドゥームとしてシリーズに復帰するロバート・ダウニー・Jrが登場して終了した。『サンダーボルツ*』からは、セバスチャン・スタン(バッキー・バーンズ役)、ワイアット・ラッセル(USエージェント/ジョン・ウォーカー役)、フローレンス・ピュー(エレーナ役)、デヴィッド・ハーバー(アレクセイ/レッド・ガーディアン役)、ハナ・ジョン=カーメン(エイヴァ/ゴースト役)、ルイス・プルマン(ボブ役)の出演が判明している。
椅子だけが次々と置かれていく異例のライブ配信は、シュライアー監督も全く知らされていなかったとのこと。「最高レベルの機密事項なので、事前共有されていません。『サンダーボルツ*』のキャラクターが映画に登場することについては、ある程度情報は把握していましたが、まさか椅子のサプライズがあるとは知りませんでした」
ライブ配信が始まった時は、VFX(視覚効果)のレビュー作業中だったという。「そのとき、ケヴィン(・ファイギ/マーベル・スタジオ社長)が、『“椅子のイベント”、どれだけの人が観ているか知ってる?』と話してきて、そこで初めて『こういうことだったのか』と知りました(笑)。本当にうまい仕掛けだったと思います」
『サンダーボルツ*』のメンバーの椅子が並んでいくさまを見たシュライアー監督は、「彼らと一緒に仕事をしてきた者として、本当に楽しい瞬間でした」とにこやかに語る。「どんな作品であれ、クルーは“家族”のようなものです。その家族が、伝説的なキャラクターたちと並ぶ姿が見られるのは、本当に特別な体験です」
ケヴィン・ファイギは、日本時間28日深夜に行われた『サンダーボルツ*』のバーチャル記者会見で、『ドゥームズデイ(原題)』の撮影が初日を迎えたことを正式発表。メガホンを取るルッソ兄弟(アンソニー・ルッソ監督&ジョー・ルッソ監督)も、Instagramでクランクインを報告している。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
『サンダーボルツ*』は5月2日(金)全国公開


