『ミッション:インポッシブル』2年半かけて艦体セット&巨大水槽を建造!トム・クルーズ、“潜水スタント”特別映像公開

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(全国公開中)から、トム・クルーズが挑んだ、水中スタントの裏側を捉えた特別映像が公開された。また、5月30日から、入場者プレゼントとして「【M:I】特別ビジュアルステッカー」が配布されることが決定した。
【動画】『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』特別映像
本作は、スパイ組織IMFの凄腕エージェント、イーサン・ハント(トム)の戦いを描くアクションシリーズの第8弾。世界を危機に陥れるAI“エンティティ”に対抗するため、イーサンと仲間たちが決死のミッションに挑む。
これまで数々の体当たりスタントに挑んできたトムは、大空を飛ぶ飛行機の翼にしがみつくなど、今回も命知らずのアクションに挑戦。その見せ場のひとつが潜水艦スタントだ。舞台は、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023)にも登場した潜水艦セヴァストポリ。イーサンは、“エンティティ”を打ち負かす唯一の方法を手に入れるため、氷に包まれたベーリング海の底に沈む“深海の要塞”へと足を踏み入れる。
深海の閉塞感に時間制限という制約が、息が詰まるような緊張感を醸し出す本シーケンスは、クリストファー・マッカリー監督による「イーサンが潜水艦にたどり着いたとき、その一部は水浸しになっていないとしたらどうだろうか」というアイデアが出発点になったという。またそこに、傾いた海底の上で艦体が転がり始めるというアイデアも加わった。
このトムとマッカリー監督のビジョンを実現させるため、制作チームはヨーロッパ最大規模の水槽中に潜水艦のセットを設置することを決定。深さ32フィート、直径108フィート、容量900万リットルという巨大な水槽の製造には3か月を要し、水を満タンにするだけでも15日がかかるほどの大規模設計。水槽、潜水艦、潜水艦を回転させるジンバルの完成まで、セット全体の完成まで、2年半もの歳月が費やされたという。
またトムは、本シーンのために1時間15分もの長時間水中撮影に挑戦。特別映像で「実際に水中に入らないと、ストーリーをプッシュすることができない」と語るトムの言葉からは、彼の映画への情熱とストイックな姿勢が見て取れる。なお、制作チームは、水中での円滑なコミュニケーションとスタッフの安全を考慮して、特殊な手信号まで開発。細かな努力と安全確認の積み重ねが、圧巻のアクションシーンを生み出していることを実感させる映像に仕上がっている。(編集部・入倉功一)


