クリス・ヘムズワース、MCU卒業示唆か ソー役15年で感謝の声明「私にとって全てでした」

マーベル映画『マイティ・ソー』(2011)から雷神ソーを演じているクリス・ヘムズワースが現地時間29日、ソーの軌跡を振り返る動画「Thank You! The Legacy of Thor」を自身のYouTubeチャンネルにアップし、応援するファンへの感謝をつづった声明を発表した。
【動画】ソー15年の歴史を凝縮!「The Legacy of Thor」
「The Legacy of Thor」は、シリーズ『ソー:ラブ&サンダー』(2022)の劇場公開時に製作されたフィーチャレット(特別映像)。シリーズの名場面と共に、クリスをはじめ、ケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオCEO)、テッサ・トンプソン(ヴァルキリー役)、ナタリー・ポートマン(ジェーン・フォスター役)、タイカ・ワイティティ(監督/コーグ役)らキャスト&関係者がソーについて語る内容だ。
動画の概要欄でクリスは、「ソーを演じることは、私の人生の中で最も光栄なことのひとつでした。過去15年間、雷神としてムジョルニア、そしてストームブレイカーを手にしてきましたが、本当に特別だったのは、みなさんとそれを分かち合えたことです。みなさんの情熱、歓声、キャラクターへの愛は、私にとって全てでした」と感謝。「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)での旅を忘れられないものにしてくれて、ありがとう。そして次は、『ドゥームズデイ』だ!」とソー役としての次回作『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題) / Avengers: Doomsday』への期待をのぞかせた。
一方で、投稿内容から「引退宣言かと思った」「突然すぎて怖い」とクリスがMCU卒業を示唆しているのではと心配するコメントも寄せられている。クリスは2022年、アルツハイマー病を発症するリスクが高いことを公表し、役者活動をセーブしていたこともある。自身の健康を考慮して、15年という節目でソーとの別れを決断してもおかしくはない。
『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』は、2026年12月18日の全米公開に向けて現在撮影中。クリスと同じくアベンジャーズ初期メンバーとして活躍したロバート・ダウニー・Jrが悪役ドクター・ドゥームとして帰ってくるほか、ソーの弟ロキ役のトム・ヒドルストンも出演が決定しており、ソー&ロキ兄弟の再会にも期待がかかる。(編集部・倉本拓弥)