斎藤工がマヌケな誘拐犯、永尾柚乃が天才少女役!7月期テレ朝「誘拐の日」で疑似親子バディ結成

斎藤工が主演を務め、人気子役の永尾柚乃と共演する、連続ドラマ「誘拐の日」(テレビ朝日系・毎週火曜よる9:00~9:54)が、7月8日から放送されることが決定した。2023年製作の同名韓国ドラマを原作に、斎藤が演じる心優しいマヌケな誘拐犯と、永尾が演じる記憶喪失の天才少女が、“疑似親子バディ”となって逃亡劇を繰り広げるヒューマンミステリー。
【画像】永尾柚乃、完璧すぎたピノコ役 高橋一生の「ブラック・ジャック」場面写真
斎藤が演じる主人公・新庄政宗は、心臓病を抱えた娘の手術費用を捻出するため、妻が発案した身代金目的の誘拐を決意する。妻の指示で裕福な病院長の娘を誘拐しに行く新庄だったが、院長宅の近くで、女の子が車の前に飛び出してきて気絶してしまう。倒れた女の子の顔を確認すると、誘拐のターゲットである七瀬凛(永尾)だった。あっさりと誘拐は成功するが、目覚めた凛は記憶を失っていた。
とっさに自分が父親だと凛にウソをついた新庄だが、今度は彼女の両親である院長夫妻が何者かに殺害されてしまい、いきなり殺人事件の容疑者になってしまう。しかも、誘拐した凛は多言語を操り、博識で発想も鋭い天才児であることが判明。警察と凛を狙う正体不明の男たちに追われるハメになった新庄は、勝ち気でしっかりした凛の助言を頼りに、奇妙な逃避行を繰り広げることになる。
斎藤は、とにかく間の悪い新庄役について「実は、プライベートの僕は新庄そのもの。やっと“素”の自分を生かせるときが来たなと思って、今回は演じることをやめました(笑)。“変にスイッチを入れない”という姿勢で撮影に臨んでいます」とコメント。永尾については、年齢相応に子供らしくも、本番ではプロフェッショナルに徹する姿に「同業者として、めちゃくちゃ尊敬しています」と語っている。
一方の永尾は、バディ役の斎藤について、“カッコよさ”と“ストイック”な姿勢に感動しながら「現場でもたくさん話しかけてくださって、とにかくやさしいです。頭のてっぺんからつま先まで、ぜんぶやさしい方です!」とコメントしている。
脚本には「下町ロケット (第2シリーズ)」、「半沢直樹 (第2期)」、映画『変な家』などを手がけた丑尾健太郎、演出には映画『神様のカルテ』(2011年、2014年)、ドラマ「星降る夜に」(2023年/テレビ朝日)などの深川栄洋らヒットメーカーを迎え、人気韓国ドラマを日本オリジナルのノンストップエンターテインメントへと再構築する。斎藤と永尾のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
斎藤工(新庄政宗・役)
ーーオファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください
オファーをいただいて、まずオリジナルの韓国のドラマを拝見したのですが、複雑なストーリーで緊張感が途切れないのに、それでいて笑えるところもあって…。こんなにもさまざまな要素が詰まった作品を、柚乃ちゃんと一緒に作っていくことができるんだ、という喜びが大きかったですね。
ーー撮影現場の雰囲気を教えてください
深川栄洋監督の演出が面白くて、僕らが今まで培ってきたベース、デフォルトみたいなものをいい意味で壊してくれるんです。僕ら2人だけでなく、キャスト、スタッフ全員にとって、新しい自分が見つかる現場。毎日まったく想像どおりにいかないので、ワクワクしながら撮影に通っています。
今では必然的に出会うべくして出会った作品のように感じるほどで、日本版『誘拐の日』特有の“養分”みたいなものが日々、ギュッと現場で生まれている気がしています。
ーー“マヌケな誘拐犯”新庄政宗の役柄についてはどのようにとらえていますか?
僕は、彼が好きですね。新庄は、“この人、仕方なくそうなってしまったんだな”という、“マヌケたる理由”がある、愛すべき人物だなと思います。
実は、プライベートの僕は新庄そのもの。やっと“素”の自分を生かせるときが来たなと思って、今回は演じることをやめました(笑)。“変にスイッチを入れない”という姿勢で撮影に臨んでいます。
ーーバディを組む永尾柚乃さんの印象は? 撮影でのエピソードも教えてください
柚乃ちゃんも天才少女ですが、本番ではプロフェッショナルに徹しているのに、合間には「今日の給食はピザトースト! 運がよければおかわりできるの」なんて学校の様子を話してくれたりして、年相応の顔も見せてくれる…。そこにすごく安心するし、天才少女である凛の中にもまた“相応”が垣間見える瞬間があり、キャラクターが立体的。役柄に背景をにじませる、素晴らしい表現者ですね。同業者として、めちゃくちゃ尊敬しています。
また、本読みの際、監督が柚乃ちゃんに「今回は子役のお芝居をやめましょう」と話したのですが、それに即座に対応していく“俳優・永尾柚乃”の恐ろしさたるや(笑)! 凛が数カ国語を話すシーンでは撮影の直前でセリフを渡されて、本番で流ちょうに話していたのは驚きましたね。僕だったら絶対に覚えられません! 柚乃ちゃんとは撮影がはじまってかなり仲良くなったので、今の僕の夢は妖怪好きの柚乃ちゃんに妖怪に例えてもらうことです(笑)。
ーー視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
世の中にはいろいろなジャンルのドラマがありますが、そのすべてのジャンルが詰まったような作品です。とにかく第1話を見ていただけたら最後まで目が離せないドラマになるはずです!
永尾柚乃(七瀬凛役)
ーーオファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください
聞いたときは、思わず飛び跳ねてしまいました。七瀬凛という役を演じられるのが、すっごくうれしかったんです。この作品は物語が面白くて、次の脚本が楽しみで毎回ドキドキします。
ーー撮影現場の雰囲気を教えてください
凛と政宗さんは追われているので、毎日走ったり叫んだりしていますが、めっちゃ楽しいし、面白い! みなさんすごくやさしくて、現場は和気あいあいです。
ーー“天才少女”七瀬凛の役柄についてはどのようにとらえていますか?
凛ちゃんは天才で、しっかりしていて完璧な子。いつも政宗に怒っているんですけど、意外とかわいいところ、やんちゃなところがあるので、そこもみどころです。いろんな国の言葉でセリフを言うシーンもありましたが、覚えるのは面白かったです。友だちの前でもベラベラしゃべってみたいな。
ーーバディを組む斎藤工さんの印象は? 撮影でのエピソードも教えてください
工さんは前からテレビで見ていてすごくカッコいいなと思っていたんですけど、実際お会いしたらさらにカッコよかったし、お芝居に対して“ストイック”なんです! 見ていてすごく勉強になりますし、いつも「わ、すごいな!」と感動しています。現場でもたくさん話しかけてくださって、とにかくやさしいです。頭のてっぺんからつま先まで、ぜんぶやさしい方です!
ーー視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
凛は両親も失って、工さん演じる新庄政宗に誘拐されるんですけど、政宗さんと一緒に過ごすうちに2人がどんどん仲良くなっていくところを見てほしいです! あと、さっき言ったように、凛は意外にかわいいところもあるので、そういうところもみなさんにご覧いただきたいです。


