『007』新作、監督は『デューン』ドゥニ・ヴィルヌーヴに決定!

映画『007』シリーズ新作のメガホンを取るのは、『DUNE/デューン 砂の惑星』『デューン 砂の惑星PART2』『ブレードランナー 2049』『メッセージ』などのフランス系カナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴに決まった。現地時間25日、Amazon MGM スタジオが発表した。
ヴィルヌーヴ監督は「わたしの子供の頃の映画館での思い出のいくつかは、『007』シリーズと結びついています。ショーン・コネリー主演の『007/ドクター・ノオ』以来、父とジェームズ・ボンド映画を観て育ちました。わたしは熱狂的なボンドファンです。わたしにとって、彼は聖域です。伝統に敬意を払いつつ、新たなるミッションへの道を切り開くつもりです。非常に大きな責任を感じているのと同時に、ものすごく興奮し、大変な栄誉だと思っています。エイミー、デヴィッド(プロデューサーのエイミー・パスカルとデヴィッド・ハイマン)、そしてわたしは、彼をスクリーンに呼び戻すことにものすごく興奮しています。Amazon MGM スタジオの信頼に感謝します」と声明を出した。
Amazonは2022年に映画会社MGMを買収し、今年3月に長年映画『007』シリーズのプロデューサーを務めてきたマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリと合弁事業を締結。これにより『007』のクリエイティブコントロールはAmazon MGM スタジオの手に渡り、Amazonが自由に新作映画やスピンオフシリーズを制作することが可能になった。新プロデューサーには、『スパイダーマン』シリーズのエイミー・パスカルと『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・ハイマンが決まっている。
パスカルとハイマンは「ドゥニ・ヴィルヌーヴは幼い頃からジェームズ・ボンド映画に夢中でした。この映画を作ることは彼の夢であり、今やわたしたちの夢でもあります。この類まれな映画監督の手に委ねられることを幸運に思います」とコメントしている。ヴィルヌーヴ監督の参加に伴い、彼の妻でプロデューサーのターニャ・ラポワントが製作総指揮に加わった。
なお、6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグは前作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)でシリーズを卒業しており、7代目が誰になるのかはいまだ発表されていない。(編集部・市川遥)


