声優・島本須美、大河ドラマ「べらぼう」出演決定「声のお仕事での共演者が多く、とても心強いです」

横浜流星が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の新たなキャストが28日に発表され、アニメ『ルパン三世 カリオストロの城』のクラリス役、『風の谷のナウシカ』のナウシカ役などで知られる、声優でナレーターの島本須美の出演が明らかになった。
「べらぼう」は、江戸時代中期、貸本屋から身を興して書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜)の物語。脚本をドラマ10「大奥」(NHK)シリーズなどの森下佳子、語りを綾瀬はるかが務める。
今回発表されたのは、田沼意次(渡辺謙)時代の終わりから「寛政の改革」へと向かう、激動の時代を彩る登場人物たち。島本が演じるのは、蔦重の店、日本橋・耕書堂の女中・たか。耕書堂で炊事、掃除、洗濯などの日常的な家事全般を手伝っており、戯作者や絵師たちが集まる店の一員として、蔦重やてい(橋本愛)らと共に店を支えていく。
島本は、1977年の大河ドラマ第15作「花神」にお竜役で出演。「べらぼう」への出演について「日本橋にお店を出してからの登場です。役は女中のたか。ドラマ出演は、劇団青年座に所属していた頃以来ですので、いろいろな事が新鮮で、毎回楽しんでいます」と語る。水樹奈々、中井和哉、関智一、高木渉、松田洋治など声優の出演も話題を呼んでいる本作だけに「声優としての私をご存知の方もいらっしゃるかと思います。 『べらぼう』の出演者の中にも声のお仕事での共演者が多く、とても心強いです。 なかなか逢えませんが(笑)。 セリフが無い回も出演している事がありますので、どこに出てくるのかお楽しみに」とコメントしている。
また、同じく人気声優で、「鎌倉殿の13人」(2022)にも出演した平田広明が、曲淵景漸(まがりぶち かげつぐ)役を務めることも発表され、「大河ドラマへの出演は二度目ですが、お話を頂いた時の緊張は相変わらずでした。台本を頂戴し読み始め、まず名前が難しい! 何故かまた緊張が走ります。衣装合わせに行き、撮影中のスタジオで皆さんが衣装を着こなし、かつらの似合っている姿を見てまたまた緊張しました。そして前回よりも台詞が多く、またまた… 撮影の日まで、緊張との闘いの日々が続きます」とコメントしている。
そのほかの新たなキャストとして、井上祐貴、城桧吏、又吉直樹、藤間爽子、甲斐翔真、新浜レオン、奥野瑛太、嶋田久作、榎木孝明が出演することも発表されている。(編集部・入倉功一)


