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水谷豊、「相棒」映画化が夢だった 寺脇康文は新シーズンに言及「どうなるんですか?」

閉館3日前の丸の内TOEIに凱旋した水谷豊&寺脇康文
閉館3日前の丸の内TOEIに凱旋した水谷豊&寺脇康文

 テレビ朝日系の人気ドラマ「相棒」シリーズ主演の水谷豊寺脇康文が24日、27日に閉館する丸の内TOEIで開催された「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの上映作品『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』の上映前舞台挨拶に出席し、シリーズ放送当初の夢と目標を明かした。

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 2000年にスタートした「相棒」は、抜群の名推理と機動力で難事件を解決する警視庁特命係の刑事・杉下右京(水谷)とその相棒たちの活躍を描くシリーズ。この日は、2008年に公開された初の劇場版『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』が上映され、水谷と寺脇はお馴染みの劇中衣装で舞台あいさつに登場した。

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 放送当初から右京を演じてきた水谷は、映画公開当時、丸の内TOEIで舞台あいさつを行ったことを回顧し、「懐かしいよね。2008年? もう17年前? 若っ……」と感慨深げ。「『相棒』が始まって、シリーズになって、当時、我々には夢と目標があったんです。それは『相棒』で映画を作ること。実現した時は感動しました。夢が実現したって思った」と話す。

 初代&5代目相棒・亀山薫を演じる寺脇も「あの時は僕ら後ろ(客席の)から出てきて。皆さんの前で一緒に時間を過ごせて夢のようでした。ドラマやっている時からこれはテレビのサイズじゃない、映画にでもできればいいよねって話していたんです。それがこんな大きなスクリーンで上映されて、感動して……」と当時を振り返る。

 寺脇は映画の撮影についても「隅田川に飛び込むシーンは寒くて。出た後は震えて、寒すぎてお昼の時、お箸が割れなかったのを覚えています。水谷さんも炎のシーンがあって、すごい爆発シーンで、終わった後、ジャッキー・チェンのNGシーンみたいにスタッフが全員、わっと集まってきて『大丈夫ですか?』ってなったのを覚えています」と思い出を話す。

 寺脇は「相棒 season7」(2008~2009)を最後に一度シリーズから離れ、「相棒 season21」(2022~2023)でシリーズ復帰を果たした。水谷は、14年ぶりだった寺脇との共演エピソードも振り返り、「14年ぶりの再会の時は、全然ドラマチックでなくて、さらっと……。(それが逆に)よかった。素晴らしい脚本だと思った」と語る。

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 水谷はまた、「『相棒』は『大人がテレビを見なくなった』と言われた時代に始まったんです。もう一度大人を振り向かせようって、そのためには社会的ドラマにして、今の社会を背景にドラマの中で生きていこうって二人で話した」としみじみと当時を回想する。寺脇はそんな水谷に「全て水谷さんのおかげです。僕が復帰させていただいたのも。この作品に人生を変えていただいた」と改めて水谷に感謝の気持ちを述べた。

 気になる次回作についても質問を受けたが、寺脇が「どうなるんですか?」と水谷に聞き返すなど、二人とも多くは語らず。最後は客席の「右京さんー!」「薫!」という黄色い歓声に二人仲良く手を振って舞台あいさつを終えていた。(取材・文:名鹿祥史)

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