『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』首位デビュー!シリーズ最高の出足
全米ボックスオフィス考

先週末(7月25日~7月27日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が興行収入1億1,764万4,828ドル(約171億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)
本作はディズニーのフォックス買収により、ついにMCUに属することになったスーパーヒーローチーム「ファンタスティック4」の初の映画。フォックスの下での『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』(2005)、続編『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)、そしてリブート版『ファンタスティック・フォー』(2015)のいずれのオープニング興収も大幅に上回る記録となった。フォックスの下での「ファンタスティック4」映画の最高記録は、『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』のオープニング興収5,805万1,684ドル(約81億円)だった。
今年公開の映画では、『マインクラフト/ザ・ムービー』『リロ&スティッチ』『スーパーマン』に続いて4作目となるオープニング興収1億ドル(約129億円)超え。MCUとしては、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(オープニング興収8,884万2,603ドル・約129億円)と『サンダーボルツ*』(オープニング興収7,430万608ドル・約108億円)からかなりの回復となっている。
若干心配な部分では、金曜から土曜の興収落差が-41.8%と大きかったこと(初週の『スーパーマン』は-33%だった)。『スーパーマン』と比較すると、ファミリー層の集客で苦戦しているとDeadlineは伝えている。(編集部・市川遥)
7月25日~7月27日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』
2(1)『スーパーマン』
3(2)『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
4(5)『F1(R)/エフワン』
5(4)『劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険(パラレルアドベンチャー)』
6(3)『アイ・ノウ・ワット・ユー・ディド・ラスト・サマー(原題) / I Know What You Did Last Summer』
7(6)『ヒックとドラゴン』
8(7)『エディントン(原題) / Eddington』
9(初)『オゥ、ハイ!(原題) / Oh, Hi!』
10(初)『ザ・ホーム(原題) / The Home』


