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「仮面ライダーガヴ」×FANTASTICSが起こしたムーブメント 中島颯太&世界、楽曲&演技で魅せる集大成

楽曲面で「仮面ライダーガヴ」を盛り上げてきたFANTASTICS・世界&中島颯太
楽曲面で「仮面ライダーガヴ」を盛り上げてきたFANTASTICS・世界&中島颯太

 特撮ドラマ「仮面ライダーガヴ」(テレビ朝日系・毎週日曜朝9時~)の主題歌「Got Boost?」を担当するダンス&ボーカルグループ・FANTASTICS。現在公開中の映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』でも主題歌「Candy Blaze」を担当したほか、メンバーの世界澤本夏輝木村慧人中島颯太がゲスト出演している。同作で重要キャラクター・タオリンを演じた中島と、最大の敵・カリエス/仮面ライダーカリエスを務めた世界がインタビューに応じ、1年間にわたる「ガヴ」とのコラボレーションや映画の撮影秘話を語った。(以下、映画の内容を一部含みます)(取材・文:編集部・倉本拓弥、写真:中村嘉昭)

【画像】かっこよさ全開!中島颯太&世界、撮り下ろしカット

パラレルダンスの着想元は「歯磨き」

タオリン役の中島颯太

Q:主題歌「Got Boost?」から始まり、1年間にわたってFANTASTICSと「仮面ライダーガヴ」のコラボレーションが展開されてきました。この1年を振り返って、「ガヴ」とのコラボで得た収穫や変化はありましたか?

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中島颯太(以降、中島):反響がものすごかったです。音楽フェスで「Got Boost?」を歌わせていただいた時も、「仮面ライダーの人たちだ!」と一緒に踊ってくれる方が多かったです。「Got Boost?」はすごくポップで爽やかな曲で、出だしの「眩しくて戻らない瞬間」から番組がはらんでいる儚さを表現しているので、第1話を観た時と直近の第45話まで放送された段階とでは、楽曲の感じ方もまた変わってきていると思います。

世界:お子さんのファンが増えました。主題歌を担当してから、親子でライブに来てくださる方も多くなり、反響の大きさを肌で感じています。

Q:世界さんが振付を担当された“ガヴガヴダンス”の反響はいかがですか?

中島:子どもたちはもちろん、共演した方々もガヴガヴダンスをしたいと言ってくださる方が多く、いろいろな方とダンスでコラボもできました。ガヴガヴダンスの輪が広がって、嬉しかったです。

世界:こんなに広まるとは思っていなかったので、純粋に嬉しかったです。「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」のキャストの皆さんをはじめ、僕らと直接関わりのない方も自分の振付をたくさん踊ってくれていて、すごく不思議な気分です。先輩である三代目 J SOUL BROTHERSさんの「R.Y.U.S.E.I.」でランニングマンが流行った時のようなムーブメントを、FANTASTICSでもいつか起こしたいとずっと思っていたので、主題歌を担当させていただいたこの機会でその波を起こせたのは、本当にみなさんのおかげだなと思います。

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カリエス役の世界

Q:映画主題歌「Candy Blaze」の魅力、振り付けで意識されたことはありますか?

中島:「Got Boost?」とはまた違う、儚さもありつつ感動的な曲調です。映画の主題歌が決まった時に、「どういう曲調が来るんだろう?」といい意味でハードルが高かったのですが、映画の内容に合う感動や儚さをストレートに表現できたのかなと思っています。

世界:杉原(輝昭)監督をはじめ、たくさんの方の想いを受けて完成した楽曲です。振付を考える時には、救えなかった大切な存在を意識していました。楽曲のダンスは、「Got Boost?」はとにかく明るく、挿入歌「Shake it off」は激しく作ったのですが、「Candy Blaze」は切なさを歌っているので、映画を観た方がいろんな気持ちになれるような振付を意識しています。

 今回のパラレルダンスは、「はぴぱれ」でショウマとタオリンが歯を磨くシーンが、僕の中ですごく印象深くて可愛かったので、そこから着想を得ました。パフォーマンス時に(八木)勇征と颯太が向き合っているのもいいし、ショウマとタオリンが向き合っていたらいいなという気持ちや、カリエスとクラープ(木村)が向かい合っていても面白いなというイメージを「Candy Blaze」で表現できたらいいなと思っていました。

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スタッフと一緒に作り上げたカリエスの変身ポーズ

世界が変身する仮面ライダーカリエス - (C) 2025 映画「ガヴ・ゴジュウジャー」製作委員会 (C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C) テレビ朝日・東映AG・東映

Q:映画にゲスト出演すると聞いた時はどんな心境でしたか?

中島:嬉しかったです。出演するとしても、ショウマとすれ違う通行人役かなと思っていたので、台本を読んだ時、何回も見返して「タオリンって僕だよね?」って思うくらい重要なキャラクターでびっくりしました。

世界:「決まりました」ってなった瞬間に「決まりすぎだろ!」と思いました(笑)。夏の風物詩の一つである映画で、ショウマの前に立ちはだかる最強の敵という本当にいい役をいただいたので「大丈夫かな?」というプレッシャーもありました。

Q:(世界さんへ)仮面ライダーシリーズがお好きとのことですが、ダークライダーにはもともと憧れを抱いていたのでしょうか?

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世界:少年時代は、シャドームーン(「仮面ライダーBLACK」に登場する仮面ライダーBLACKのライバル)が好きでした。シャドームーンは創世王になろうとしていたので、自分の役と少しリンクしていると勝手に思っていました。カリエスの怪人っぽさは「仮面ライダーZO」だったり、子供の時に好きだったライダーをイメージしています。

Q:仮面ライダーカリエスの変身ポーズはご自身のアイデアも含まれているそうですが、変身ポーズでこだわったことはありますか?

世界:カリエスはミューター(映画に登場する謎の種族)で虫歯モチーフなので、お菓子で変身するショウマと相対するポーズがいいなと思いました。「変身」の言い方も、カリエスの中では「変身=1発で叩き潰す」くらいの覚悟があるので、その強さや怖さをイメージしています。また、歯をガリッとするアイデアはスーツアクターの高田将司さんの案で、逆手でガブガブするのは藤田慧アクション監督からアイデアをいただいたりと、スタッフのみなさんと一緒に作った感じがあります。

ショウマ&タオリン&幸果「はぴぱれ」で仲良くお菓子づくり! - (C) 2025 映画「ガヴ・ゴジュウジャー」製作委員会 (C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C) テレビ朝日・東映AG・東映

Q:(中島さんへ)タオリンはショウマと瓜二つの少年で、杉原監督もショウマを意識して演出したとお話しされていました。役づくりでは、知念英和さん(ショウマ役)の演技や雰囲気を研究されたのでしょうか?

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中島:ショウマのイメージや想いは、テレビシリーズを観て自分の中に落とし込んでいました。タオリンがショウマに似れば似るほど、映画の儚さがあると思ったので、かなり意識して演じています。ショウマのピュアな笑い方は絶対に自分もした方がいいと思い、監督とも話し合いながら撮影していました。

Q:「はぴぱれ」のセットでの撮影はいかがでしたか?

中島:不思議な感覚でした。ショウマや幸果さん(宮部のぞみ)とのシーンが多く、お菓子の家づくりも楽しかったです。ショウマがタオリンのことを認めて、2人が仲良くなる瞬間はどこだろうと、知念くんと台本を読みながら2人で話し合いました。カットがかかってもずっと喋っていて、すごく気が合うので、撮影が進むにつれて、どんどん似てきたのかなとも思いました。

変身しなくても、心は仮面ライダー

ガヴ&ヴァレン&ヴラムの同時変身 - (C) 2025 映画「ガヴ・ゴジュウジャー」製作委員会 (C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C) テレビ朝日・東映AG・東映

Q:「仮面ライダーガヴ」テレビシリーズで好きなエピソードはありますか?

世界:ケーキングフォームが誕生する第13話「約束の手作りケーキ」と第14話「奇跡の覚醒!ケーキング」はすごく面白かったです。映画でも、ケーキングフォームと戦えたので嬉しかったです。また、第1話「おカシな仮面ライダー!?」にも心惹かれました。アクションはもちろん、セリフ一つ一つもすごかったです。ショウマが自分のことを「バケモノ」と認めて戦う姿は、まさに仮面ライダーだと思いました。人間が変身しない仮面ライダーを第1話からボンッと見せてきたので、「杉原さん、香村さん(脚本家の香村純子)すごい!」と感動しながら、この後絶対に重い展開が待っているだろうとも思いました。

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中島:とにかく展開が早くて、感動や切なさもあり、毎週いい意味で裏切られています。仮面ライダーへの情熱や愛であふれた、みなさんのSNSでの考察を見るのも楽しいです。

Q:お二人にとって仮面ライダーとはどんな存在ですか?

中島:心からかっこいい存在です。自分自身と戦い、誰かを救いながら進化して進み続ける仮面ライダーの姿に、「憧れとはこういうもの」だと感じます。

世界:いろいろなものに耐えながら戦っているヒーローだなと思います。物の見方によっては敵にもなるし、「Candy Blaze」の歌詞にもありますが、みんなが誰かにとってのヒーローなんです。映画でいえば、クラープにとってカリエスはヒーローだと思いますし、みんなにとってショウマや絆斗(日野友輔)やラキア(庄司浩平)はヒーローです。もしかすると、ショウマにとって幸果さんは、変身しないけどヒーローかもしれません。

変身=仮面ライダーと捉えることもありますが、変身しなくても、心の持ちようがヒーローだったら仮面ライダーであるというのは、歴代シリーズを見ていて思います。映画でも、タオリンは、敵に立ち向かっていく勇気がありますし、ある種仮面ライダーのマインドの持ち主です。仮面ライダーシリーズが愛され続ける理由が、映画に出演してよりわかりましたし、これからも応援し続けたいと思いました。

映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』は全国公開中(映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』と同時上映)

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