『国宝』歴代邦画実写興収2位の快挙!公開77日間で110.1億円を突破

『悪人』『怒り』などの吉田修一の小説を吉沢亮主演、横浜流星共演により映画化する『国宝』(公開中)が、公開77日間で興行収入が110.1億円を突破し、歴代の興行収入ランキング(興行通信社調べ)では、邦画実写において『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開・173.5億円)に次ぐ2位の成績となった。
【画像】『国宝』吉沢亮・横浜流星・渡辺謙・田中泯、圧巻の歌舞伎シーン<16枚>
映画『国宝』は、原作者の吉田が3年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を原作に、極道の息子として生まれながらも歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に人生を捧げる喜久雄の50年を追うストーリー。稀代の女形となる主人公・喜久雄を吉沢亮、喜久雄のライバルとなる御曹司の俊介を横浜流星が演じている。
本作は先ごろ、公開73日間で観客動員数747万人、興行収入105億円を記録し、邦画実写としては22年ぶりに興収100億円を突破する快挙を成し遂げた。8月21日までの公開77日間で、観客動員数は782万9,237人、興収は110億1,633万2,800円を突破した。邦画実写作品の興収100億円突破は過去に『南極物語』(1983/110億円)、『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998/101億円)、『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003/173.5億円)の3作のみ。
吉沢、横浜をはじめ黒川想矢 越山敬達、田中泯、渡辺謙の役者陣が吹き替えなしで挑んだ歌舞伎シーンも話題沸騰。公開前にはカンヌ国際映画祭(監督週間)で上映され注目を浴び、初日アンケートでは満足度97.2%を記録(※TOHOシネマズ調べ)。公開から日を追うごとに観客動員、興収ともに伸び続け、2025年公開の実写映画No.1(※興行通信社調べ)を記録。興収135億円を突破した『ボヘミアン・ラプソディ』に並ぶ4週連続土日前週比超えという、異例の興収を記録した(※興行通信社調べ・封切初日100館以上の作品)。ティーンからシニア層まで幅広い層に支持され、本業の歌舞伎役者が鑑賞し、SNSなどで感想を発信するなど口コミも追い風となり社会現象となっている。(編集部・石井百合子)


