『プレデター:バッドランド』ティアじゃないバディも検討されていた?

映画、『プレデター』シリーズ新作『プレデター:バッドランド』を手掛けたダン・トラクテンバーグ監督が、プレデターの主人公・デク(ディミトリアス・シュスター=コローマタンギ)と共に行動する仲間について、当初は別のバディも検討していたと ScreenTime のインタビューで明かしている。
【画像】こっちは超凶悪!『プレデター:ザ・プレイ』のプレデター
『プレデター:バッドランド』は、プレデターを主人公に据えたシリーズ初のSFアクション。一族から追放された若きプレデター・デクが、最も危険な獲物を求めて降り立った惑星“ゲンナ”で、上半身しかないアンドロイド・ティア(エル・ファニング)と出会い、サバイバルを繰り広げる。
トラクテンバーグ監督が2022年に発表した映画『プレデター:ザ・プレイ』は、過去の地球を舞台に、ネイティブアメリカンの戦士とプレデターとの戦いを描くストレートなプレデター映画だった。同作で、ナル(アンバー・ミッドサンダー)という魅力的な主人公を生み出したトラクテンバーグ監督は、アニメ『プレデター:最凶頂上決戦』(2025)に、一瞬だけ彼女を登場させている。
同メディアとの会話のなかで、トラクテンバーグ監督は「ティアの前に、(プレデターとナルの)組み合わせも考えました。しかし、“それだと基本設定が実現できない”と考えたんです。僕はその設定をどうしてもやりたかった。それはプレデターを主人公にして、人間を登場させないというものです」と証言。そのためその設定はなくなったが、同時に「もしかしたら、もっとクールなことができるかもしれません」と語っている。
シリーズのキャスティングをめぐっては、一作目の『プレデター』で主人公ダッチを演じたアーノルド・シュワルツェネッガーが、同役でのシリーズ復帰に向けて、トラクテンバーグ監督と複数回会談していると、プロデューサーのベン・ローゼンブラットが、Deadlineに語っている。(西村重人)


