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桜田ひより、芝居に悩んだ10代は1日映画4本鑑賞

第17回TAMA映画賞で表彰された桜田ひより
第17回TAMA映画賞で表彰された桜田ひより

 女優の桜田ひよりが「第17回TAMA映画賞」最優秀新進女優賞を受賞し、15日に東京・パルテノン多摩大ホールで行われた授賞式に登壇し、芝居に悩んだ10代を振り返った。

【画像】美少女!12歳の頃の桜田ひより

 桜田は、本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰する同賞を、『この夏の星を見る』において「日常が失われた世界で、人々をつなぐ道標となる役を強い眼差しと心をつかむ行動力で演じました」と評価されて受賞した。

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 スケジュールの都合で登壇が危ぶまれたがギリギリ間に合い、授賞式の最後にトロフィーを受け取った桜田は「貴重な時間を作ってくださり本当にありがとうございます。このように素晴らしい賞をいただき嬉しく思っていますし、『この夏の星を見る』『大きな玉ねぎの下で』に携わった全てのキャスト・スタッフの皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」と喜びの言葉を口にする。

 『この夏の星を見る』は、辻村深月の小説を実写化した青春ドラマ。新型コロナウイルスの流行によって行動を制限された高校生たちが、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチ」のコンテストを開催する。

 桜田は「わたしも(コロナ禍)当時、高校時代を送っていて、日ごろ取り組んでいた文化祭や体育祭、部活の試合がすべて中止になっていた世の中で、すごく苦い経験をしていたので共感できる部分もすごく多かったです」と振り返った。

桜田ひより
花束を手にした桜田ひより

 また、MCから「あなたにとって映画は?」と尋ねられると、桜田は「お芝居の面ですごく悩んでいた10代の時に『なんでもいいから映画を観よう』と決めて、1日多くて4本観ることもありました。それが1年間続きました。自分の好きな映画の1シーンを何回も巻き戻しては再生して、わたしもいつかこのお芝居ができるようになりたいという活力をもらっていました」と打ち明ける。続けて、「その期間があったからこそ、今こうして、お芝居を純粋に楽しく(できるようになりました)。映画は自分にとってなくてはならない存在だなというふうに思っております」としみじみと語る。そして、「去年今年で撮った作品が来年に向けて花開くので、皆さん楽しみに待っていてください」と呼びかけた。

 「TAMA映画賞」は多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみさせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するもの。(錦怜那)

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