『国宝』実写邦画の歴代興収ナンバーワン達成『踊る大捜査線2』超え22年ぶり記録更新

東宝は25日、吉沢亮主演の映画『国宝』の累計興行収入が173.7億円を突破し、『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開、173.5億円)の成績を22年ぶりに塗り替え、邦画実写歴代1位になったことを発表した。
今年6月6日に初日を迎えた本作は、11月24日までの公開172日間で、観客動員数1,231万1,553人、興行収入173億7,739万4,500円を突破。それまで邦画実写第1位だった『踊る大捜査線 THE MOVIE2』の興行収入173.5億円を22年ぶりに塗り替える快挙を達成した。
また本作は、第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表に選出されており、アカデミー賞にノミネート作品を数多く配給してきた映画配給会社「GKIDS」によって、2026年に北米公開される予定。
吉田修一の小説を『悪人』『怒り』などの李相日が映画化。極道の息子として生まれ、歌舞伎役者の家に引き取られた主人公が芸に身をささげる、激動の人生を描く。稀代の女形となる主人公・喜久雄を吉沢亮、ライバルとなる歌舞伎役者の息子・俊介を横浜流星が演じるほか、渡辺謙、黒川想矢、越山敬達、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、田中泯らが出演。『サマーウォーズ』などの奥寺佐渡子が脚本を担当した。(編集部・入倉功一)


