「ドクターX」韓国でリメイク決定 韓国版“大門未知子”は「涙の女王」キム・ジウォン

テレビ朝日は11日、米倉涼子主演の人気医療ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の韓国でのリメイク契約を締結し、制作がスタートしたことを正式発表した。韓国版のタイトルは「ドクターX:白いマフィアの時代」で、大門未知子にあたる主人公・ケ・スジョン役には、Netflix配信の人気ドラマ「涙の女王」の主演で知られるキム・ジウォンが起用された。制作は、グローバルヒットドラマを数多く手がけてきた大手制作会社スタジオドラゴンとスタジオS(SBSドラマスタジオ)が担当。韓国・地上波放送局SBSの新ドラマとして、2026年に編成・放送される。
「ドクターX~外科医・大門未知子~」は、「私、失敗しないので。」の決め台詞でおなじみの天才外科医・大門未知子(米倉)が、病院や組織の権威に屈せず、自らの信念に従って患者を救う姿を描いた医療ドラマ。2012年の放送開始以降、連続ドラマとして7シリーズが展開され、昨年にはシリーズ完結編となる『劇場版ドクターX』が公開された。全シリーズの平均視聴率は個人11.6%、世帯20.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録し、東京ドラマアウォード優秀賞、エランドール賞、橋田賞など数々の賞を受賞している。
韓国版は、医療の世界を舞台にした社会派サスペンス“メディカル・ノワール”としてリメイク。日本版の大門未知子にあたる主人公・ケ・スジョン(キム・ジウォン)のほか、神原晶(岸部一徳)にあたる名医紹介所の所長・チャン・ヒスク(イ・ジョンウン)も登場する。監督は「悪鬼」「あなたが殺した」などを手がけたイ・ジョンリムが務める。
「ドクターX」の内山聖子エグゼクティブプロデューサーは、「『ドクターX』はシリーズ当初より海外で多くの人が見てくださる作品でしたが、自身としては、世界各国でローカライズされる『ドクターX』を見たいとずっと願っておりました。何年も前から韓国や北米のプロデューサーの方々ともリメイクの話をしましたが、この度素晴らしいキャスト、スタッフで成立して嬉しいです」と喜びのコメント。「『世界中にドクターXはいる』と信じています。オリジナル作品のプロデューサーとしても、『ドクターX』のファンとしても、楽しみにしています」と期待を寄せた。(編集部・倉本拓弥)


