佐々木蔵之介、天海祐希の公開取り調べに苦笑「怖いと思ったことない」発言も思わず撤回?

女優の天海祐希が22日、東京港区の六本木ヒルズで行われた『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』(12月26日公開)カウントダウンイベントに出席。本作で共演した佐々木蔵之介の印象を振り返った。この日は天海と佐々木のほかキャスト陣が集結し、会場に設置されたレッドカーペットを闊歩して集まったファンの歓声を浴びた。
【撮り下ろしカット】天海祐希、12年演じた真壁有希子と別れの時…
捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」が、特別取調室で被疑者と心理戦を繰り広げるドラマ「緊急取調室」シリーズを映画化した本作は、総理大臣襲撃事件をきっかけに浮上した疑惑を解明すべく、キントリメンバーが前代未聞の取調べに挑む様を描く。
主人公・真壁有希子役の天海は、六本木の夜景を見回しながら「イルミネーションが綺麗。年末の感じ、クリスマスの感じが出ています」と笑顔。公開を迎えることに「平坦な道のりではなかったですが、ここに劇場版が完成し、皆さんに観てもらえるのが嬉しい。12年間の感謝の気持ちを込めて今、幸せです。関係者の皆さんに感謝しています」とあいさつした。
さらに天海は、内閣総理大臣を狙う襲撃する謎の男・森下を演じた佐々木との取調室でのシーンを振り返り「(佐々木との)共演回数は多いんです。親戚みたいな感じで……。気心が知れているというか、躊躇する事なく、遠慮なく思い切りいっても受け止めてくれるだろうという安心感がありました。“キントリ”に出てくれてありがたかったです」と感謝する。
イベントでは、佐々木と取り調べのシーンを再現する一幕もあり、天海が佐々木に「発言に気をつけて。キントリのメンバーは私のこと怖いって言っているみたいだけど……」と役になりきって問い詰めると、佐々木は「弁護士の仲間もやれば、夫役もやれば、色々共演してきましたけど……でも一度も怖いと思ったことはありません。頼もしいとは思っていました」とこれまでの天海の印象を回顧する。
しかし、佐々木の目を覗き込んだ天海が「本当に? 目線を逸らさないで言って」と急かすと「やっぱり怖い」と苦笑い。「僕は(今回の撮影の取り調べで)丸裸にされました。いや、半裸かな。取調室はいいですよ。本当に、どこからでも見られていた。実際の(撮影現場の)取調室では、皆さんがもてなしてくれて、他の現場でそこでの撮影のことを話すと、取調べされるのを羨ましがられました」と話していた。
この日は天海と佐々木のほか、緊急事案対応取調班のメンバーを演じる田中哲司(梶山勝利)、塚地武雅(玉垣松夫)、でんでん(菱本進)、小日向文世(小石川春夫)、警視庁捜査一課殺人捜査第一係の「もつなべ」名コンビを演じる速水もこみち(渡辺鉄次)、鈴木浩介(監物大二郎)、大倉孝二(警視庁副総監・磐城和久)、石丸幹二(総理大臣・長内洋次郎)も登壇した。(取材・文:名鹿祥史)


