宮崎あおい「篤姫の話をすると涙が」 18年ぶり大河ドラマ出演に感慨

仲野太賀主演の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほか)で織田信長(小栗旬)の妹・市を演じる宮崎あおい(※崎=たつさき)が、約18年ぶりとなる大河ドラマ出演や、演じる市のキャラクター像、小栗との兄妹役での共演について語った。
宮崎にとって大河ドラマへの出演は「元禄繚乱」(1999・矢頭さよ)、そして篤姫役で主演を務めた「篤姫」(2008)に続いて3度目。約18年ぶりの大河ドラマ出演に「本当に感慨深いです。「篤姫」で積み重ねた日々は私の一生の宝物。大河ドラマの主演はとても大きな経験で、もう篤姫を演じられないと思うととてもさびしくて。今でも「篤姫」の話をすると、涙が出てきてしまうんです」と「篤姫」への深い思い入れを語ると共に、「(小一郎/豊臣秀長役の)仲野さんも、クランクアップするときは絶対泣くと思います(笑)。「豊臣兄弟!」の撮影に入る前は、18年ぶりに大河に参加するという実感があまりなかったのですが、いざ始まってみると、もっともっと皆さんと関わりたいと思いました」と久々の大河ドラマの収録を振り返る。
演じる市は、乱世に翻弄され悲劇的な一生を送った人物として知られ、兄・信長と織田家のため波乱万丈な生涯を毅然として生き抜いた。信長と同盟を結ぶ近江の浅井長政に嫁ぎ、茶々・初・江の三姉妹を生み育てるが、のちに兄と夫が対立することになる。
市について「すべてが命がけの戦国時代においても、特に芯の強い女性だと感じています」という宮崎。「私の中では、市はキリッとしているイメージがあったので、メイクの力も借りながら、スッとした品のある女性に見えるように意識しています。シーンを重ねるごとに、自分の中に確実に市が育っていることがわかるので、日々の撮影が楽しいです」と収録の中で手ごたえを感じている様子で、「今後、市は信長(小栗旬)のために浅井長政(中島歩)に嫁ぎます。自分の置かれた状況を受け入れて、前を向けるなんてすてきですよね。自由な選択ができない中でも、自分の幸せを見つけるのが上手だった人ではないかなと想像しています」と市の運命に思いを巡らせる。
兄・信長役の小栗との共演は実に24年ぶり。「織田信長を演じる小栗旬さんは、子どものころから知っているので安心感があります。最初は市として信長と向き合うと緊張しましたが、撮影を重ねていくうちに自然ときょうだいとしていられるようになりました。小栗さん演じる信長はやっぱりかっこいいですね。市が兄のために生きる覚悟を持っているということをしっかり見せるために、小栗さんのお芝居をしっかりと受け止めて演じることを心がけています」
主人公・豊臣秀長を演じる仲野については「仲野さんはいつもすてきな笑顔で迎え入れてくださって、その笑顔を見られるだけで毎日が幸せです。周囲の方への気遣いも見ていてほっこりしますし、本当にすばらしい座長です。「豊臣兄弟!」の制作が決まったときから、仲野さんが真ん中にいたら絶対いいドラマになると勝手に思っていました。今その作品に参加させていただいていて幸せですし、最後まで仲野さん演じる小一郎をしっかりと見届けたいです」とその魅力に触れ、藤吉郎(秀吉/池松壮亮)とのコンビネーションに「お二人はまさに“兄弟”そのもの」と絶賛。
「市は、小一郎・藤吉郎を前にすると、つい本音が出ます。お二人の笑顔が本当にすてきなので、よけいなことまで話してしまう市の気持ちはよく分かりますね(笑)。仲野さん、池松さんの演技に引き出されるものも多くて。お二人はまさに“兄弟”そのものだなと感じます」と俳優としても刺激を受けているようだ。(石川友里恵)


