浅野忠信、『モータルコンバット』ライデン役で際立つ存在感 続編で自ら意識したゲームらしさ【インタビュー】

人気格闘ゲームを実写化した映画『モータルコンバット/ネクストラウンド』で、不死身の神・ライデンを演じた浅野忠信がリモートインタビューに応じ、自ら意識したというゲームらしい演技、映画・イベントで共演経験があるカール・アーバン(ジョニー・ケイジ役)との撮影について語った。
2021年に公開された『モータルコンバット』の続編となる本作は、太古より続く格闘トーナメント「モータルコンバット」を舞台に、人間界の守護神ライデン(浅野)率いる選ばれし戦士たちが、世界は終焉を防ぐために魔界の強敵たちと死闘を繰り広げる。
本作のイベントが行われたインドネシア・ジャカルタから取材に応じた浅野は、「インドネシアのみなさんと映画を一緒に観ましたが、もう本当に大騒ぎで楽しんでくれて。前作もとても面白かったですが、パート2だけでもすごい勢いでみなさんを楽しませているので、とてもいい感触を得ています」とファンのリアクションから、続編への手ごたえを感じていた。
セリフ数は少ないものの、人間界を守護するライデンの存在感は絶大だ。浅野も「ライデンはとても真面目な方だと思うんです」と語ると、その真面目さを表現するため、意図的にゲームらしさを演技に反映したことを明かした。
「ライデンの真面目さがジョニー・ケイジのようなコミカルなキャラクターといる時により活きるなと思ったので、そういう意味では、もっと真面目に演じて、そこにプラスでゲームっぽくいようと思ったんです。よりゲームっぽく振る舞うことで、彼の真面目さが強く出せるのではないかなと思ったので、そこは気を付けました」
ゲームらしさは監督の指示ではなく「僕が勝手にやっていました」と浅野は強調する。「普通の僕の癖で動いてしまうと、立ち方とか喋り方に人間味が出てしまうんです。原作ゲームみたいにシャキシャキと振る舞うことで、ライデンの真面目なところが際立つかなと思いました」
続編では、人間界チームに新たな戦士ジョニー・ケイジが加わる。かつて一世を風靡したアクションスターであるケイジは、ライデンとは正反対のコミカルなキャラクター。演じたのは、ドラマ「ザ・ボーイズ」のブッチャー役でおなじみのカール・アーバンで、浅野も出演したマーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)にも参加したほか、昨年開催された「東京コミコン2025」では浅野と同じステージに立っている。
浅野は「台本を読んだ時からありがたいなと思いました。ジョニー・ケイジがいるおかげで、ライデンの真面目さが少し滑稽に見えたりもするし『ちょっと真面目すぎるだろ!』と見えたり(笑)。逆にジョニー・ケイジのいい加減さも『もう少しちゃんとやりなさい』と見えるので、本当にいい相乗効果が生まれたと思います」とジョニー・ケイジの参戦について振り返る。
「カールさんの演技もすごく面白かったです。彼から学ぶことがいっぱいありました。一つ一つの表情もそうですし、ちょっとした動きや独特なセリフの言い回しは、本当に物語を理解していないとできないと思うので、そういった部分はとても勉強になりました」
また、日本から真田広之もスコーピオン役で続投している。真田とは、ドラマ「SHOGUN 将軍」の撮影時に本作の話をしたそうで「一緒のシーンがなくても、真田さんがいてくれることはものすごく心強いです。スコーピオン役はピッタリですよね。ライデンとスコーピオンが本領発揮したら相当強いと思うので、(次回作があれば)そういうところを見てみたいです」と将来的な再タッグを期待していた。
国際色豊かなキャストも魅力の本作。キャスト同士の仲も良く、浅野も「本当に家族のようです」と笑顔を見せた。「いつもお互いのことを気にかけていますし、僕たちの結束力が映画にも映し出されていると思います。僕自身とても助けられているポイントですし、そういったチームに出会えて本当に感謝しています」(取材・文:編集部・倉本拓弥)
映画『モータルコンバット/ネクストラウンド』は6月5日(金)全国公開(R15+指定)


