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坂本浩一監督、TTFCで『スペース・スクワッド』復活に意欲 サービス開始10周年「自由に挑戦できるフィールド」

「キュウレンジャー」スピンオフから最新作「フォルティクス」まで、TTFCと数多くタッグを組んできた坂本浩一監督
「キュウレンジャー」スピンオフから最新作「フォルティクス」まで、TTFCと数多くタッグを組んできた坂本浩一監督

 東映の配信アプリサービス「東映特撮ファンクラブ」(以降TTFC)10周年を記念した完全オリジナル作品「フォルティクス 配信!推しを継ぐもの」を手がけた坂本浩一監督がインタビューに応じ、数多くのオリジナル特撮作品を共に制作してきた同サービスとの歩みを振り返りながら、今後新たに挑戦したいプロジェクトについて語った。

【画像】巨大化&分身もできる!TTFCで誕生した新ヒーロー「フォルティクス」

 「東映特撮ファンクラブ」は、スマートフォン向け公式アプリとして2015年10月に誕生したサービス。仮面ライダー、スーパー戦隊といった東映の人気特撮シリーズを見放題配信するほか、同サービス独占配信のオリジナルコンテンツ制作、イベントチケット先行販売およびライブ配信、エキストラ募集、限定グッズ販売など、毎年さまざまなサービスコンテンツを増やしてきた。

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 坂本監督が初めてTTFC作品を手がけたのは、2017年に配信された「宇宙戦隊キュウレンジャー」のスピンオフ「from Episode of スティンガー 宇宙戦隊キュウレンジャー ハイスクールウォーズ」だった。「当時はまだ、TTFC自体の規模が小さかったのですが、それがどんどんと大きくなっていきました。いろいろな作品を撮らせてくれて、いつも冒険をさせてくれる。自分にとっては、自由に挑戦できる楽しいフィールドです」

 これまで数多くの東映特撮を手がけてきた坂本監督は、既存のキャラクターを用いて数多くのオリジナル作品を生み出してきた。その代表的な例が、歴代の仮面ライダー作品に登場する女性キャラクターで結成された「ガールズリミックス」シリーズだ。「『ガールズリミックス』は仮面ライダー作品に登場する女性キャラクターだけを集めた初めてのシリーズです。昨年は、シリーズオリジナルの新しいキャラクター『仮面ライダーアインズ』も誕生しましたし、テレビシリーズの仮面ライダー作品ではできないことに挑戦することができました」

 また、坂本監督は2024年にTTFCオリジナルとして配信されて話題となった『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』にも企画段階から深くかかわった。「『忍者戦隊カクレンジャー』(1994~1995)の正当な続編となる『中年奮闘編』を撮らせていただきました。『カクレンジャー』30年越しの新作をTTFCさんでやるという新たな試みが実現できて、本当に楽しかったです。こちらが持っている企画自体を『面白い!』と思ってくれたら実現させてくれるので、本当に感謝しています」

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「フォルティクス 配信!推しを継ぐもの」メインビジュアル - (C)東映特撮ファンクラブ

 動画配信サービスの台頭により、特撮作品の展開にも変化が見られると坂本監督は分析する。「子供たちをメインターゲットとするテレビシリーズ、特撮ファンに向けた配信作品、『仮面ライダーアマゾンズ』のような大人向けの配信コンテンツなど作品のニーズが変わってきています。特撮も『子供番組』と一言で括るのではなく、さまざまな年代の要望に応えるシリーズになってきています」

 特撮作品の人気は国内のみならず、アジアをはじめとする世界にも広がっている。現在放送中の「仮面ライダーゼッツ」は、アジア各国やアメリカなどでも国内と同時期に放送・配信され、昨年9月に米ロサンゼルスで開催されたコンベンション「LAコミコン」では同作のパネルディスカッションが行われた。

 「漫画(Manga)やアニメ(Anime)が英語にそのまま変換されたように、特撮も『Tokusatsu』で通じるようになってきています。15年前のアメリカでは、そんなことはありませんでした。英語のみならず、他のアジアの言語でも特撮という言葉が浸透してきているのは、本当にすごいことだと思います」

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 10周年を迎え、TTFCはさらなる進化を続ける。坂本監督が、今後TTFCで挑戦したい企画について尋ねてみると「ビジネスの枠組みが違うので簡単ではないと思いますが、『スペース・スクワッド』の続編をやってみたい」と回答した。『スペース・スクワッド』は、2017年~2018年にかけてVシネで展開された東映特撮ヒーローによるドリームチームの活躍を描く作品で、「宇宙刑事ギャバン」「特捜戦隊デカレンジャー」がクロスオーバーした『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』などが製作された。

 「『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』を製作した時に、30年前の作品を応援してくれる特撮ファンがこんなにもいるんだというのを実感したので、TTFCで懐かしのメタルヒーローの活躍や、過去のヒーローのリブートにも挑戦してみたいです。もちろん、現行作品のスピンオフにもまた挑戦したいですし、TTFCでやりたい企画がたくさんあります!」

 7日から配信開始となった「フォルティクス 配信!推しを継ぐもの」は、そんな坂本監督の特撮作品に対するこれまでの感謝が込められている。「自分も子供の頃はヒーローに憧れて、特撮があったからこそ今の自分があると言っても過言ではありません。TTFC会員にも特撮の恩恵を受けている方はたくさんいらっしゃると思います。『フォルティクス 配信!推しを継ぐもの』では、特撮に対する恩返しが少しできたと思っているので、TTFC会員のみなさんには、さまざまな小ネタを拾っていただき、“特撮あるある”に共感していただけたら嬉しいです」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「フォルティク 配信!推しを継ぐもの」東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて独占配信中

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