【ネタバレ】『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ラストシーンの解釈は「観客に委ねる」

映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(公開中)で主人公ピーター・パーカー(トム・ホランド)のかつての親友ネッドを演じたジェイコブ・バタロンが、含みを持たせたラストシーンに関する見解を The Hollywood Reporter に明かした。(以下、映画のネタバレを含みます)
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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)の出来事から4年後が舞台となる本作。スパイダーマンをサポートする“椅子の男”だったネッドは、忘却の呪文により、ピーター・パーカーに関する記憶を全て失っている。親友MJ(ゼンデイヤ)と共にMITに進学したネッドは、思わぬ形でピーター/スパイダーマンに再会する。
ラストシーンでは、ピーターがネッドに自己紹介し、記憶が消される前に何度もしていた秘密のハンドシェイクを始める。かつてのようにスムーズな動きでハンドシェイクをやってみせたネッドが、「ピーター?」と口にしたところで本編は終了している。
ネッドの表情を見ると、ピーターのことを思い出したかのようにも解釈できるが、ジェイコブは「第一に、ネッドは本当にピーターのことを覚えているのかな?」と冷静だ。「少し解釈の余地を残した(オープンエンドな)終わり方に見える。単なる身体の記憶だったら? あのハンドシェイクだけを覚えていて、ピーターについては他に何も覚えていないとしたら? ピーターが自分の名前をあの瞬間に名乗ったから『ピーター』と繰り返しただけだとしたら?」と続け、「それぞれ観客の解釈に委ねます」と語っている。
メガホンを取ったデスティン・ダニエル・クレットン監督は、タイトルの「ブランド・ニュー・デイ」(新しい一日)という言葉について、「ピーターだけでなく、他の多くのキャラクターたちも“新しい一日”ーーつまり新しいスタートを感じ取る瞬間に出会うことになります」とグローバル記者会見で語っていた。ラストシーンのネッドも、ピーターの全てを思い出すための“新たな一歩”を踏み出したように感じられるが、ジェイコブは「ほんの少しのひらめきというか、光のようなものはあったかもしれないね」と反応している。
ネッドはもちろん、ピーターのかつての恋人であるMJも記憶が戻らないままだ。この展開については、「でも、それが物語の深みを増している。最も単純な成功への道筋がないことが、ストーリーテリングにとって良いことなんだ。すべてが簡単に進んでしまったら、それほど葛藤や感情の揺れもなく、面白くなくなってしまう。だから正直、素晴らしい選択だったと思う」と賛同しており、「僕の復帰を望んでくれたこと、ファンがこれを望んでくれたこと、その全てが正しい理由からだったことにただ感謝しています。与えられたストーリーや脚本がどんなものであっても、その一部になれるだけで幸せなんだ」と感謝を口にしている。(編集部・倉本拓弥)



