トム・クルーズ、最近覚えた“ギャルピ”披露 話題の新作は予備知識なしで鑑賞推奨

俳優のトム・クルーズが5日、主演映画『DIGGER/ディガー』(10月9日全国公開)のプロモーションのため、通算26回目となる来日を果たし、TOHOシネマズ六本木ヒルズで来日記者会見を行った。トムは劇場に到着するやいなや、最近覚えたというギャルピースを披露し、来場者を沸かせた。会見には、監督のアレハンドロ・G・イニャリトゥも出席した。
『DIGGER/ディガー』は、利益を上げることしか眼中にない傲慢な石油会社のCEOディガー・ロックウェル(トム)を主人公とする大惨事コメディー。ディガーの欲深い行動によって“地球の大陸半分が水没する”という前代未聞の危機が到来し、自らその尻ぬぐいを命じられたディガーが大混乱を巻き起こす。
昨年公開された『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』以来の来日となったトムは、ステージの中央で上下逆さまのピースサイン=ギャルピースを披露。トムは「最近覚えたんだ」とご満悦な様子で、プレス陣の心を掴む。
トムとイニャリトゥ監督は本作が初タッグ。「アレハンドロは独創的な映画人であり、私がこれまでに読んだ脚本の中でも、最高にオリジナリティー溢れる映画を作り上げました。この映画を作っているとき、彼と一緒にこの場でみなさんと共有できることをずっと夢見ていました」とトムは感慨深げに語る。
イニャリトゥ監督は、2006年に映画『バベル』をてがけており、菊地凛子や役所広司らとタッグを組むなど、日本はゆかりの場所だ。「当時5か月近く滞在しましたが、私の映画人生の中でも最も美しい思い出の一つです。私はこの場所(東京)からたくさんの愛と素晴らしい思い出をもらいました。世界最高のキャスト、プロデューサー、非常にリスクの高い映画に賭けてくれたスタジオに恵まれ、この作品を東京に持ち込むことができて、本当に感謝しています」と感謝を伝えた。
謎多き『DIGGER/ディガー』は全米公開されると、批評家・ファンの間で多くの議論が交わされている。トムは「私たちが映画を作る理由は、興行成績のためではありません。私が映画を作るのは、観客のみなさんのためであり、時代を超えて生き続け、人間性を映し出すような高いレベルの作品を届けるためです。この作品は、観れば観るほど新たな発見があります。今の時代にこのような作品を作れたことはとても特別なことです」と熱いメッセージを述べる。
その上で「日本の観客は映画の美しさを深く理解しているので、みなさんの反応を観るのが待ちきれません。観終わった後に会話が弾むような、そんな映画体験を届けることができて光栄です」と続けたトム。イニャリトゥ監督は「予備知識なしで観てもらうのが一番です。この映画はストーリーテリングとその内側にある物語についての作品であり、観客自身がその旅の一員になれるようになっています。初見の驚きを味わってほしいです」とアピールすると、トムも「2回目、3回目と観ると全く違う体験になります。アレハンドロの撮影技術や音響は非常に豊かで、フレームの隅々まで探求できます。繊細なトーンと構造で作られた作品ですので、ぜひ楽しんでください」と期待をあおった。(取材・文:編集部・倉本拓弥)



